現在の釣りにおいて好まれている糸質はおそらくやや柔らかいリーダーだろう。
もちろん、ノットも組みやすく扱いもしやすいという点から大半のアングラーはそちらを選択する傾向がある。しかし、使いやすいリーダーが果たして万能なのか?今回、山田ヒロヒトが求めたのは、『とにかく硬いリーダー』。エギリーダーBSもエギングシーンからの反応は『強いね!』というものだった。しかし、この“強い”という表現はやや曖昧な表現である。
もっとわかりやすい言葉をあてはめると、エギリーダーBSは『引っ張り合いに適した粘り強さ』をもったリーダーである。
一方でエギリーダーFC HARDは言わば鎧を纏ったような硬質のリーダーである。

食物連鎖の上位に位置するフィッシュイーターの中にアオリイカも名を連ねる。
そのアオリイカが好む環境といえば藻場などが時期によってはメインとなるが、積極的にベイトフィッシュを捕食するポイントと言えばやはり海流が溜まる流れの緩やかな場所である。
ではなぜ流れが急な場所と緩やかな場所が生まれるのか?それは地形変化が大きく作用している。海底が複雑な地形ということは海流も複雑になる。
海流が複雑になれば何処かで潮がヨレる場所が発生し、そこに小魚のエサとなるプランクトンが滞留する。そして、そこにアオリイカも集まる。だがおわかりのように、そういった複雑な地形でやり取りを行なう=常に根ズレとの戦いであるということ。
しかし、1日中追いかけてHITしたアオリイカであればある程、喉から手が出るほど確実に手にしたい。そんな価値ある1杯を根ズレで逃す訳にはいかない・・・
しかし、伸ばしていない通常の状態に刃を当てても簡単には切れない。恐らく何度か刃を前後に動かす必要があるだろう。
何が言いたいかというとファイト中はアングラーとアオリイカの綱引き状態である。
例に挙げたような「輪ゴムがピンピンになった状態」になるのだ。これが柔らかい伸びのあるリーダーで行った場合、伸びの限界値に達するスピードが早い為、どこかに擦れただけでラインブレイクに繋がる可能性が高くなる。
だが、硬いエギリーダーFC HARDであれば伸びの限界値にそもそも達し難い為、ラインブレイクというトラブルを防ぐことが出来る。
また、感度も高いことからエギのボトム着底も把握しやすく、根がかりのリスクを回避するメリットもある。攻めるエギングをサポートするリーダーがここに完成した!
