初代トルネードVハードが登場したのは1999年9月。
傷が付きにくい超硬質糸にこだわり、
当時新たに開発された3層樹脂コーティング(トリプルレジンプロセッシング)を採用。
「サンライン史上最強のフロロカーボンハリス」という謳い文句に恥じない完成された強さは、
驚きと共に多くの支持を獲得し、発売後は一大ブームを起こした。
そして2022年、サンラインのテクノロジー「プラズマライズ」が
名作 Vハードをさらなる革新へ導く。
もちろん、その愚直なコンセプトをひっさげたまま。
キモは硬さとスベリ。
釣糸本来が持っている強力は曲がる竿とのバランスもあり、魚のサイズに対して適正な号数の糸を使っていれば、魚との引っ張り合いで切れることはあまり無い。 実際に、根掛かりしたときに竿を曲げて切ろうとすると竿が先に折れるはず。では何故、魚とのやり取り中に糸が切れることがあるのか?
それは、糸の結束が悪かった等の人的ミスやアワセによるショック切れは別として、大半は「魚の歯や根ズレ」が原因だ。 一度糸に傷が入ってしまうと、どんな糸であろうと遅かれ早かれ切れる。ならば、傷が入る前に回避、すなわちスレを弾くことができればそれがベストだ。 新Vハードは、プラズマライズにより糸の表面をスベリ性の高いポリマー層に改質。高硬度のガラスのような糸へ変貌した。 これにより、傷が入る前にスレの対象物を弾いてくれ、根ズレ回避率を向上させている。
強く、しなやかでなければ
意味がない。
硬ければ硬いほど傷は付きにくくなる。しかし硬度を上げればその分、糸のしなやかさは失われてしまう。しなやかさを失えば、魚の喰い込みは悪くなり、 鈎や道糸、サルカンとの結束も難しくなり釣糸としての価値は失われる。しかし、新Vハードは、曲げに対するしなやかさは従来品同等を維持しながら表面だけを薄く硬く改質することに成功した。
柔軟性
鈎結束
実釣強さこそすべて。
いくらスレを弾くなどといっても、根ズレですぐに切れてしまう糸など、誰もいらない。新Vハードのガラス性は、スレを弾き、 擦り傷がつきにくくなっているがゆえに、傷が付いた後の残存強力が向上。実釣において、その恩恵を体感できるはずだ。
実釣強さ
砥石で表面にキズを付けたときの比較
明らかにプラズマ加工を施したほうは表面の変化が少ない。
New Vハード
Vハード従来品
●ノンストレススプーリング採用
●スプールバンド付き
細号柄ラインナップ
号柄 | 0.6 | 0.8 | 1 | 1.25 | 1.5 | 1.75 | 2 |
糸径(mm) | 0.128 | 0.148 | 0.165 | 0.190 | 0.205 | 0.220 | 0.235 |
号柄 | 2.25 | 2.5 | 2.75 | 3 | 3.5 | 4 | 5 |
糸径(mm) | 0.248 | 0.260 | 0.274 | 0.285 | 0.310 | 0.330 | 0.370 |
糸長 | 50m |
太号柄ラインナップ
号柄 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 | - | - |
糸径(mm) | 0.405 | 0.435 | 0.470 | 0.520 | 0.570 | - | - |
糸長 | 50m |