５月、桜の花が散り、山には藤の花が咲き始めました。昔から宮城県では，魚釣りは山に藤の花が咲いたらシーズン到来と言われています。春の陽気に花は咲き，それに伴い海水温も上昇し安定し始める時期と言う訳です。

しかし，今回の釣行時の状況は，海水温の上昇はあるものの，まだ安定するまでは至っていませんでした。そのため，魚の付き場が曖昧でボートの機動力を使って，広範囲を速いテンポで打ってまわりました。シーズン序盤ということもあり，予想通りシャローエリアに入っている魚はまだ多くはなく，一段深いエリアの水深１５ｍ～２５ｍで水温が安定するのを待っているかのようでした。

そこで，３５ｇのヘビーテキサスリグをキャストアウェイPEの２５ｌｂにポケットショックリーダーFCの１６ｌｂを結束したラインを巻いたベイトタックルを使い，どちらかというとバーチカルな釣りを展開しました。魚の活性は思いのほか低く，ショートバイトが連発。

しかし，うまく掛ければ５０ｃｍ近い魚もでるという状況。終わってみれば一人２０本以上は釣り上げることができる好釣果に終わりました。今回のような水深のあるエリアで，さらに食いが浅い状況には潮流の影響が少なく高感度なキャストアウェイPEは欠かせないアイテムと言えるでしょう。（詳細は，東北の釣り情報サイト「釣り河北」でもご覧いただけます。）