豊英ダムへ釣行。最近の雨風のせいか水が秋っぽさを増している。

スタートからHE-5700の画面が割れる等の複数トラブルがあり、少し凹みつつダラダラとスタート。朝一は表層やりたいってことで、バレーヒルのロッドサンプルにNZを結ぶ。ラインはステューター70ポンドにシステムリーダー40ポンド。1投目は羽根の様子を見て、2投目は修正、3投目に目ぼしいラインへキャストすると「ゴボッ！」と水面から全身を出して飛びついた！？ロッドがギュンギュン絞りこまれる。

あがってきたのは51センチの豊英ダムらしい魚体で2キロくらい。幸先よいな！と一瞬思ったが、幸先は魚探の画面割れからスタートなので悪いよね。

要所要所でNZを入れつつ、フレッシュベイトルアー（以下FBL）プロトタイプをキャストしていく。FBLルアーも修正点等はあるものの、チェイスからバイトまで確実に魚を引っ張ってきているし、公開はできないけれどキャッチにも至っているので楽しみなルアーだ。

沖を回遊する魚体は大きいけれど、秋らしく単独でふらふらしている印象で、数を纏めるならば水通しのよい岩盤や反転流、伏流水の豊富なエリアといったところを釣っていく。もっと数を纏めたければ本湖サイドのディープフラットにあるオダやハンプを撃っていくことになると思うのだけれど、朝に魚探割れてしまったのでナシ。

この日は先日連休が終わったタイミングということもあり、結構厳しい状況だったようで昼上がりのアングラーが目立つくらい釣れていないとのこと。

それなりの数とサイズを狙う方法はないものかと、水量が豊富でベイトも居て、サーモクラインもハッキリとしたエリアにクルーズする魚を探していった。ちょっと説明は難しいのだけれど、もろ垂直岩盤ではなく、気持ち斜めに入った岩盤のちょっとしたステージをみつけて、サーモクラインに絡めたレンジで食わせる方法で43センチ～50センチ弱まではそこそこ釣れた。この日は岩盤から少しでも離れてしまうと小型が反応し、タイトにアプローチすると大型が口を使う印象だった。要するにちょっとスローなので食う”間”を入れてやる張り出しやステージが必要だった。

そんな釣りを展開して、51センチを頭に45センチ前後中心で纏まり二桁ほどのバスが遊んでくれたので、それなりに満足できる釣行となった。また、画面が割れた廃版となったHE-5700の代替え機も準備してもらえたし、無事にいろいろリセットできたのでホッとした。

夏から秋へ移行するこの時期は日を追うごとにターンオーバーが発生し、日替わりで水が大きく変わる。通常だと変化を求めるバスフィッシングも、早春と早秋はなるべく変化が少ない（安定した）エリア、レンジ等を探すとバスと出会う確率がグンと上がる。バス探しになれた人は川筋も含めて広いエリアから魚を探せば良いけれど、バス探しがちょっと不安という人なら、水量が豊富な「本湖」を中心に釣りを組み立てるとバスと出会える確率が高くなると思いますよ。

あと、最近は房総ダム人気で人が多くなり、それに連動してライフジャケットを着用していない方々も増えています。相当数の方に着用を促す声掛けをしているけれど、声を掛け続けてもキリがないくらい。命を守るのはもちろんのこと、釣り禁止、ボート禁止などマナー違反の方々に合わせたルールが増えていきます。シートベルト同様アングラー同士で声掛け合いながら「ライフジャケット未着用」が恥ずかしい行為として確立することを願っています。

最近は雨風が強い日が多いので、安全第一で楽しみましょうね。