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ロックフィッシュ地獄 実釣取材 山陰奮闘記。

2018.8.28

スタッフ

  • 名前:梶本 林宏
  • 日時:2018年8月19日
  • 場所: 島根県・ 出雲鷺浦
  • 釣果:アコウ(キジハタ)マメヒラ

連日、人が立ち替わり訪れて魚を抜かれているという船長の話を聞きプレッシャーも感じる中、取材エリアと天候の都合により更に限られた場所しか攻められないという展開を強いられました。

この状況は数日前から耳にしていた為、竿抜けエリアを強引に攻める覚悟でラインを新品に巻き替え、根ズレと足場の高い所からの抜き上げに備えて現場入り。
渡船屋さんの船長から相当厳しいので覚悟するようにと念を押され出船することに‥。

しかしお盆を過ぎたフィールドの状況は確実に良くなっている感じが有り、マメアジを追うヒラマサの姿が偏光グラス越しに見えるなど絶望的と言う感じまでは無かった。
磯へ上がり一通り足元から沖まで攻めてみる。
1時間ほど経過してノーバイト(泣)

やはり竿抜けエリアを狙うしかないと判断し、その為に設計したハイドアウトハンター 810XHを手に磯の頭頂部へ移動。足場から海面まで約10mという高さ。
(6mのタモが半分ほどまでしか届かない)
掛かった場合は抜き上げるしか無く、ラインの強度に委ねられるというシチュエーション。
自分の居る沖磯から本土側の断崖下にひび割れの様に広がる幾筋もの複雑なスリットを狙い30gのリグをフルキャスト。

一度ボトムを取り、少し早めのリトリーブでスリットを通す。
ここで狙い通り重量感のあるアタリを捉え、のけ反るように渾身の合わせを入れて一気に足元へ。高さが有り過ぎて魚のサイズが読めないため抜き上げにかかり、魚体が宙に浮いた時に初めて大きさを知る。

一度海に魚を降ろし、記者ともう一人の相棒を携帯で呼んで再チャレンジ。
崖を途中まで降りて6mの網が届くところまでラインを信じ抜き上げに入る。
息の合ったコンビネーションで空中キャッチを成功させ測ってみると余裕の50UP!!
取材の中、起死回生の一発がこれだった事は奇跡と言っていい。
何より信頼したラインが期待に応えてくれた事が嬉しかったと思う。

その後、勢いに乗り35Cmまでを2人で7本、合間にメタルジグでマメヒラを数本キャッチしインパクトのある画像を納める事が出来ました。
ここで使用している画像はロックフィッシュ地獄で載る画像ではありませんが、発売を楽しみにして頂ければと思う次第であります。

タックルデータ

Saltimate PE JIGGER ULT 8本組

ロッド:Jackson ハイドアウトハンター HHS-810XH
リール:シマノ ツインパワーXD 4000XG
メインライン:SUNLINE PE JIGGER ULT 1.5号
リーダー:SULINE システムショックリーダー フロロカーボン 25lb
ルアー:Jackson プロトモデル仮称ハタヘッド + プロトタイプシャッドテールワーム
ギャロップ スローフォール 28g・プロトタイプハタ用メタルジグ28g