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東京湾バチコンアジングゲーム/新谷和之

2023.11.27

 

サンラインコラムをご覧の皆さん、こんにちは
サンラインソルトラインテスターの新谷和之です。
今回は、人気が再燃してきた「東京湾バチコンアジングゲーム」について解説していきたいと思います。

 

「バチコンアジングの魅力」

東京湾のアジ釣りというと、昔からコマセ釣り(LTアジ)が主流の釣りとなります。
そのコマセ釣りと比較し、バチコンアジングは、タックルが軽く、お子さんや女性でも体力を消耗することなく、一日を通して楽しめる釣り方です。
また、虫餌が苦手やコマセの臭いに抵抗のある方にも、ワームを使う釣りなので、ハードルが低くなります。そして、コマセ釣りよりも大型のアジが掛かる確率が高いことも魅力ですね。

 

「バチコンアジングのやり方」

東京湾でのバチコンアジングゲームは、主に二つのやり方があります。
まず一つ目は、ガイド船でのバチコンアジングです。
仲間など少人数で乗船し、水深が浅いエリア~深いエリアまで、様々な時間や場所で楽しめます。
糸の太さや、オモリの重さも、後述する乗合船に比べて自由度があり、数釣りや大物狙いと、船長と話をしながら、希望に沿った釣りを楽しめます。しかし、料金が乗合船に比べると割高になる可能性があります。

 

もう一つは、乗合船でのバチコンアジングです。
今回は、こちらの乗合船でのバチコンアジングで、「逆ダン仕掛け」について、ご紹介させていただきます。

 

「東京湾バチコンアジングのタックルと釣り方」

乗合船でのバチコンですが大前提として、コマセ釣りの方と同船することとなります。
コマセ釣りの仕掛けは、PEライン2号程度、コマセカゴ40号(150グラム程度)ですが、バチコンの仕掛けは、PEライン0.40.8号、ハリス810ポンド(22.5号)、捨て糸46ポンド(11.5号)、オモリ25号(93グラム)前後が基準となります。潮の流れや水深によっては、オモリが更に重たくなる場合もあります。

 

竿は、スピニング、ベイトのどちらでも可能です。
スピニングタックルは、仕掛けを少し投げ、広範囲を探る状況で、有利となります。
ベイトタックルは、漁礁や根周りを丁寧に探る際、底を取り直す動作が、親指でクラッチを切るだけとなり、素早くオモリを底に着けることができるので、この点が有利をなります。
乗船する乗合船が、どんな場所でメインに釣るのかを事前に確認し、スピニングとベイトのタックルを状況に応じて使い分けていただくと、釣果アップに繋がります。

 

仕掛けの簡単な図を掲載しましたので、参考にしてください。

 

 

オモリを底に着け、シェイクした後に、必ず止めの間を作ってください。
私の経験上、あまり動かし過ぎると、アタリが出ない又は分かりづらくなります。動かしたら止める、これを繰り返し、アタリが無ければ、ロッドを上げ、オモリを底から離し、ロッドを下げて、少し場所を移動させます。
アタリは、ひったくられる様なアタリもあれば、竿先が僅かに動く程度のアタリもありますので、最初のうちは違和感があったら、軽く竿で合わせるか、リールを巻いて、アジの口に針を掛けていきます。

 

アジの口は、とても弱く、あまり強くあわせたり、ドラグ設定が強すぎると、口切れをしてしまいます。最初のうちは、弱めの設定にしておき、魚の引きに合わせて調整していってください。
また、魚とのやり取りをしている際には竿を高めに保持し、アジが急に走った際は、その走りに腕を下げて対応し、ドラグ替わりにすることも、大きなアジを取る時に有効となってきます。

 

「バチコンで使うライン」

先にも記載しましたが、メインラインはPEとなり、0.40.8号の細い番手を使用します。
私が使っているPEラインは、ALMIGHT(オールマイト)0.4号ピンクですが、仕掛けの投入と共にラインが綺麗に追従していくので、底取りが非常に早く感じています。

またピンク色のラインは、海上でも見やすく、仕掛けが落ちていく間のアタリを見逃すことがありません。高比重PEなので、糸を張ったり緩めたりする誘いをする際にも、その比重の高さによって、人とは違う誘いができていると実感しています。

 

https://fishing.sunline.co.jp/line/28013/

 

続いてハリスですが、こちらはフロロカーボンラインを使用します。私が使っているハリスは、【トルネードVハード】です。
このラインは、プラズマライズによりラインの表面が硬く、捨て糸をハーフヒッチで結んだ際に、結んだ部分を動かしてもチリチリになりにくいので、一日を通して結び直す回数が減り、釣りをする時間が長く取れます。

https://fishing.sunline.co.jp/line/23841/

 

最後に捨て糸ですが、オモリが底に着いていることを釣り人に伝えてくれることが重要な部分ですので、こちらもフロロカーボンラインを使用します。
魚が掛かった際に、その引きが直接伝わる部分ではないので、大容量で安価な【アジーロ 船ハリス】を使っています。
根周りのポイントでは、捨て糸部分が岩などに擦れることがあるので、傷が入っていたら、気兼ねなく結び直せる【アジーロ 船ハリス】はおススメです。

https://fishing.sunline.co.jp/line/66/

 

 

いかがだったでしょうか。今回は「東京湾バチコンゲーム」について解説させていただきました。

東京湾では、一年を通して、アジ釣りが楽しめますので、メインの釣りがある方でも、その釣りのオフシーズンや天候悪化により中止の代替としても、気軽に楽しめます。
同船しているコマセ釣りの方と情報交換をしながら、バチコン仲間と競争しながら、数釣り、大物狙い等、様々な楽しみ方ができる釣りですので、興味を持っていただきましたら、ぜひトライしてみてください。
東京湾でお会いできる日を楽しみにしています。