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これからのジギング/MALINA

2025.1.5

皆さんこんにちは。SUNLINEフィールドスタッフのMALINAです!

記録的猛暑と言われる日が毎年更新されており、今年も12月になってもまだ水温が高い日が続いていました。
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月中旬頃から急に寒くなり、水温も徐々に下がり始め、冬の魚や脂ののった魚がやっと増えてきました。

冬になると、私は日本海丹後エリアの寒ブリや、太平洋側の三重周辺でのトンボ(ビンチョウマグロ)を主なターゲットとして活動しています。

そんな中で、私が通うフィールドを基に、ジギングがどう変化しているのか、自身の経験や見聞を交えながら、これからのジギングについて綴っていきたいと思います。

 

 

近年、日本海丹後エリアでは10kgを超える丸々とした寒ブリがヒット&キャッチできる確率が非常に高くなっています。それどころか、13kg15kgを超えるブリがヒットする可能性も上がっています。

ただし、ヒット率が高いとはいえ、釣りのパターンは多様です。ボトムに張り付いているブリを丁寧に探って食わせるのか、追わせて食わせるのか、状況によってヒットパターンは異なります。また、真冬の丹後ジギングは風が強い日が多く、特にドテラ流しの船では、水深100130mのポイントで300g400gのジグを使用しても底取りが23回できれば良い状況もあります。

あっという間にラインが200m以上出てしまうこともありますが、逆にラインを大きく放出させて斜めにジグを引き、広範囲でアピールしないと釣れない場合もあります。

そのため、「少しでも早くボトムに落としたい。太いラインは安心だけど、流されやすいのでなるべく細いラインを使いたい」という場面に直面することがあります。

以前は「PE JIGGER ULT 8本組」を愛用していました。このラインはSSPSmooth Surface Processing)加工により潮の影響を受けにくく、ボトムに素早く到達できる上、ULT-PE素材による高い直線強力を誇ります。

PE JIGGER ULT」は、ジギングを始めて2年目の頃に初めて使用しましたが、フォール中のアタリが分かりやすく、安心してファイトができるラインとして長年愛用していました。それまでPE3号を使用していた場面でも、「PE JIGGER ULT 8本組」を使うことで22.5号に号数を落とし、快適に釣りができるようになったこともあります。

 

その数年後の202410月、「PE JIGGER ULT」の後継モデルとして「AMAZER」がリニューアルされ、直線強力も更にパワーアップしています。

これからの寒ブリはサイズも大きく、脂がのって美味しいので絶対に逃せません

ソルティメイト アメイザー×8

冬の日本海では風が強く、ラインはなるべく細くする必要がありますが、近年このエリアでは大物が掛かることも多く、高い強度が求められます。そんな状況でも「AMAZER」は操作性の良さと安心感を両立し、大物とのファイトにも対応できます。

ハイエンドモデルの話になりましたが、他にも「SIGLON PE」はコストパフォーマンスが良く、私は小まめに巻き替えたい時に使用しています。毛羽立ったラインを使用すると、高切れやファイト中のラインブレイクといったトラブルが増えるため、ラインの管理は非常に重要です。

さらに、「INFINITIVE」 はPSPPerformance Sustainable Processing)加工により、過酷なジギングでも毛羽立ちにくく、初期性能を長く保てます。また、色落ちも少ない点が特長です。

どのラインも施されている加工が異なるため、状況や環境、釣り物に応じて使い分けることが一つの選択肢だと思います。

ロッド、リール、ラインといったタックルが次々に進化する中で、どれか一つが優れているだけでは魚を取れない場合もあります。その中でも、ラインは魚とのコンタクトや海中の情報をどれだけ感じ取れるかが重要であり、次のアクションにも大きく影響します。

例えば、ジグに魚が触れないが、周囲にじゃれついている感覚がラインを通じて伝わると、それを基に集中力を高めたり、食いの間を与えるためのアクションを加えたりすることができます。

ラインから何十メートルも先の情報を得られるのは非常に大きなメリットです。そのため、ラインは「切れなければ良い」だけではなく、「いかに多くの情報を得られるか」も重要だと考えています。

ソルティメイト インフィニティブ×8

 

この先、加工技術・編み込み技術等が進化しどこまで細くなり強度が上がるのか、見当も付きませんが、

これからのジギングもラインの進化で挑戦できる魚と海域は更に増えていくかのではないでしょうか。

 

進化したラインを手に、まだ掛けたことのないサイズを目指して、これからもジギングに挑戦していきたいと思います。