- 船
とっても優秀なエステルリーダーなんです!
2018.5.11
今年の春に新しくリリースされたリーダーがあります。
と言ってもまだまだ認知度は低いリーダーかもしれません。
ですが、今回は敢えてそれをフォーカスしたいと思います。
そのリーダーというのが『イカメタルリーダーSV-Ⅰ エステル』です。
名前の通りケンサキイカなどをイカメタルで狙う釣りに使ってもらう専用リーダーです。
ただ、マルイカやムギイカ(スルメイカ)釣りの仕掛けの枝スなどでももちろん使って頂けます!!
では、何がどのように優れているのか?について触れていきます。
【アタリを逃さない】
このエステルリーダーの特長は感度に優れているんです。
それはなぜか?負荷が掛かって最初に伸びる率、いわゆる初期伸度がとても低いという事。
↑の表をみて下さい。
イカメタルリーダー(3号)と汎用フロロ(3号)の初期伸度を比較。
(※5%伸長荷重とは糸が5%伸びるのに必要な荷重)
イカメタルリーダーを5%伸ばすのに汎用フロロカーボンの約2倍の荷重を必要とする。
ということは、初期伸度が低いということ!!
初期伸度が低いことで…
・弱いイカパンチを感じる事が出来る。
・80m~100mといった深場でもあたりを手元にしっかり伝えてくれる。
【簡易でも安心な結節強力】
従来のエステルのデメリットと言えば結節が弱いという点。
しかし、このリーダーは耐摩耗性などに優れるシリコーンを混合して作り上げた特殊グレードのエステル原糸を使用しているので、そこを大幅に改善!!
よって、各種ノット強力に優れているので色々な仕掛けに適しているという訳です。
↑の表をご覧下さい。
簡易的な結び方であるサルカン8の字でも、ユニノットと同等の強力を記録。
エステルリーダーは強力が大きく下がることがないんです。
これって結構すごいことですよ。
(※でかでかと太ったケンサキイカのダブル掛け!!なんて時も安心です。)
【強力バランス】
↑の表をご覧下さい。
汎用フロロカーボンは引張強力は優るものの、結節が半分以下になってしまってます。
しかし、イカメタルリーダーは引張強力と同等の結節強力を持ち合わせているのが最大の特長です!
(※引張強力の約95%の結節強力を保持する!!)
さらには、縮れなどの問題をクリアしてくれたのも特殊シリコーンを配合した結果によるもの。
仮に縮れた場合でもその部分を引っ張ることで、本来の直進性を取り戻すことが出来ます。
プロトの段階から山田ヒロヒトテスターを中心にテストを繰り返してきた「イカメタルリーダーSV-Ⅰ」。テストに関わって頂いたプロの漁師なども納得してくれるだけのクオリティーに仕上がっています。
これから徐々にハイシーズンインするイカメタルゲーム。
シンプルなゲームなだけにちょっとしたことで釣果に差が出るのも事実。
ロッド、リール、スッテなどに拘った次のステップとしてメインラインやリーダーも拘ってみては如何でしょうか!?