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PEラインを用いたアフタースポーンゲームのススメ 高橋洋一
2019.6.12
皆さんこんにちは。サンラインバステスターの高橋洋一です。
2019年6月9日片倉ダムへ釣行してきました。
例年の6月といえばアフタースポーン真っ只中といったタイミングなのですが、今年は例年に比べスポーニングが遅くダラダラと続いていたこともあり、ポストスポーンの個体が多い印象です。亀山ダムや豊英ダムあたりでも、いまペアリングしているような個体すら見られるとのなので房総フィールド全体が1ヵ月ほどのズレがあるように思います。
ポストスポーンと言ってもオスの状態をベースに考察していますので、メスは先行していることが多くメスが回復傾向にあるポストスポーンか初期のアフタースポーンといったイメージです。
梅雨入り宣言もありハイシーズンに突入。朝はやはりトップウォーターからスタートしたいということで、ワタカやワカサギが浮いているエリアを探し、それを追っているバスをライトな羽根モノで釣ってきます。ハッチしている虫を捕食するベイトをバスが追う構図がターゲット。
ライズを追う釣りなので「PEエギULT HS8の0.3号にブラックストリーム1.25号のリーダー」でロングキャストして狙います。小さな波紋が出ているところへすかさずキャスト。
すると水面が“パシュッ!”とルアーが引き込まれ40アップの個体。ちょっと回復しているかな?といった感じ。そういった魚を数本釣り、魚が沈んだところで他のエリアへ移動。
ここ数日間、雨が降っていることもありカレントとベイトを求めるバス達が最上流を目指しているのではないかと考え、笹川の最上流へバウを向けました。
上流へ登るにつれて人、人、人と人だらけ・・・これは上流に人が多くいるであろうと予想し、人が諦めて降りてくるであろうタイミングで最上流を目指すことに。時間潰しに中流域で釣りをしていくとポツリポツリと10本ほどキャッチ。FCスナイパーBMSアザヤカ16ポンドを用いたビッグベイトゲームにもバイトはあるものの、雨により水温が下がっている為かキスバイトばかり。ビッグベイトにもBMSアザヤカを使う理由はローライトや濁り水でもルアーのトレースコースとオーバーハングを視認し、ラインが引っかかるのを逃がすため。これはとても有効なので是非お試し頂きたい。
14:30頃、徐々に人が減ってきたのを見計らって最上流を目指します。最上流のプールへ到着すると相当な人が残っていましたが、ポツリポツリ見える魚を前述したPEエギULTを用いたロングキャスト用タックルで釣っていきます。
すると次第に人が減っていき、人が減るにつれて、おそらく人の多さから最上流へ上がるのを躊躇っていたバスもプールへ入ってくるようになり、1キャスト1ヒットの入れ食い状態。
30センチ~40アップ程とスーパービッグは居ないものの片倉ダムではナイスサイズが面白いようにバイトしてきます。
こういったゲームでは飛距離が重要で、フロロの操作性を犠牲にしても極細PEのロングキャスト性能を利用した方が釣果に繋がります。特にPEエギULT0.3号の引張強度で2.5キロ(約5.5ポンド)はカバーから強引に引きはがす事が必要なシャローカバーゲームでは強力な武器となっています。
帰着時間を考慮した時間までサイトフィッシングを楽しみ、40アップを頭に30本強の釣果となりました。今回の釣りは強い極細PEがなくては成立しないゲーム展開でした。今から7月中旬頃まではポストスポーンやアフタースポーンのスローな展開や表層に浮いた魚に対してアプローチしなくてはならない場面が多くなります。
そんな場面では表面張力でPEを水面に持たせる釣りがとても有効となってきます。
あとは飛距離、浮いている魚はディープの魚よりもボートとの距離が近くなりがちです。
やはり飛距離をとってロングキャストでアプローチしないと口を使わなかったり、魚が沈んでしまったりといったことになります。そんな時は極細PEの釣りを試してみてください。サンラインのPEシリーズは必ずや皆さんの釣りの助け舟になってくれる筈です。
超ハイシーズンを迎えたバスフィッシング。食べたい盛りのブラックバス達に逢いに行ってみては如何でしょうか。
タックル①
・バレーヒル ブラックスケールSX:62XULFS
・リール:コンプレックス2500 YTフュージョンチューン
・ルアー:ストレートワーム他
・ライン:サンライン PE-EGI ULT0.3号
・リーダー:サンライン ブラックストリーム1.25号
サングラス:メガネの愛眼ストームライダーSR-009Pシリーズ
ハイデッキ:GARA-Gee製14fハイデッキ