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片倉ダムのエビ食いバス攻略

2018.10.29

スタッフ

  • 名前:高橋 洋一
  • 日時:2018年10月28日
  • 場所: 千葉県・ 片倉ダム/笹川湖
  • 釣果:ブラックバス

2018年10月28日片倉ダムへ釣行。日に日に朝晩の冷え込みが強くなってきた。寒暖の差が少なくなるにつれて水が落ち着いてきており、そろそろ秋本番といったところ。

当日の水温は17度ほどで、通常よりもやや濁りが入った水。強いターンが出ている様子もなく、とても秋を感じられるさわやかなスタート。自身の秋の釣りには大きく分けて2パターンあり、ワカサギを代表とする魚を捕食するバスを追う釣りと、甲殻類やゴリなどを捕食するバスを追う釣りだ。

房総フィールドで言えば、亀山ダムや高滝ダムは中層でワカサギとリンクするパターン,豊英ダムや三島湖ではワカサギ量が少ないので稚ギルや甲殻類、ゴリなどのカバーやボトムに絡むパターンなどがある。片倉ダムについては少々特殊でワカサギの量は少なくフラットも少ない。ただ、4湖とは大きく違うところがある。それはウィードの存在。

ウィードが存在することにより、ウィードに寄るエビ類を捕食するバスがいる。さらに、フォールターンにより水質が悪くなればエビ類はシェルター化したウィード内の主食となる。ただ、琵琶湖のそれとは違い、片倉ダムのカナダ藻トンネルには通り道がない。琵琶湖のように時折発生するカレントが強い訳でもなければ、カナダ藻が根をはることのできないハードボトムが少なく結構びっしり。

そこで狙うのはインサイドのウィード壁とアウトサイドのウィード壁。その中のブレイクの凹凸や地形変化、立木などを絡めてルートを読んで釣りをする。通常この釣りにはスモラバや小さ目のワームを使用したダウンショットなどを用いるのが一般的なのだが、片倉ダムではバスのアベレージサイズが小さいため、それらを用いると釣れる平均サイズがミニマムとなってしまうことが多い。(数を釣っても大型が混じり難いという意味で)

そこで使用するのがボリュームを持たせたラバージグ。がまかつのヘッドを使い太いスカートを巻いて自作している。スタンレージグのようなコンパクトでありながらボリューミーなジグはあまり売っていないため自作するしかない。アメ物だとフックが不安なのでがまかつで自作するのがベストだと思っている。

そのジグをエビ類が生息するであろう、なだらかなバンクにウィードが生息し、小規模岬に張りだした立木というシュチエーションに放り込む。土のバンクからウィードの壁にコンタクトさせ、やさしく揺するようにアクションさせるとティップがフッっと軽くなったのでフルパワーでフッキング。ウィードを絡めているのでサイズはわからないがバットから大きく曲がっているし重い。(ウィードかもしれないから迂闊に喜べない)

顔を出したのは良いサイズのバス!(喜ぶのはここ)16ポンドのFCスナイパーなので豪快にぶっこぬく。45アップのエビ食いバスをキャッチ。ここの魚はスキニーなのでウェイトは1200g程度しかないけれど、サイズが出にくい秋には嬉しい一本だった。その後も各エリアのエビエリアを回り、小型も混じってはいるものの40センチ前後のバスで纏めて全11本。1日やって11本だとちょっと物足りないけれど、ボリュームのあるルアーで小型を避けたことによって片倉ダムでは良いサイズで纏められた方だと思う。個人的にはとても良い釣りができたので満足な一日だった。

この水が落ち着いてきたタイミングから12月初旬頃まではバスが広範囲に散り、小型中心にはなりますが数釣りが楽しめるシーズンです。大型はもっと低水温にならないとちょっと難しいかもしれません。大型が狙えるようになる目安は15度を下回るくらいかな。

秋も深まってくると紅葉も楽しめるし、冷えた体には帰りの温泉が至福のひとときです。厚着をしながら元気に泳ぎ回るブラックバスを追いかけてみては如何でしょうか。

タックルデータ

シューターFCスナイパーインビジブル

Saltimate CAST AWAY PE

タックル①
・バレーヒル ブラックスケールRB:610H
・リール:メタニウム YTフュージョンチューン
・ルアー:デスサイズ3.75、パワーホッグ他
・ライン:サンライン シューターFCスナイパーインビジブル 16ポンド

タックル②
・バレーヒル ブラックスケールSX:プロトタイプ
・リール:アルデバラン YTフュージョンチューン
・ルアー:NewデビルジグNS、デビルシェイカー
・ライン:サンライン ソルティメイト キャストアウェイPE 25ポンド

サングラス:メガネの愛眼ストームライダーSR-009Pシリーズ
ハイデッキ:GARA-Gee製14fハイデッキ