帰着まで残り1時間に迫った、12時の時点で700gが1本のみ。
精神的に辛い状況の中、自分を信じて最後まで諦めなかった気持ちが奇跡の大逆転劇を引き寄せました。自分の直感と風を頼りに、最後の賭けで選んだエリアは、金山にある通称ラーメン屋前の水深1mのスーパーシャロー。

春にデカイ魚が差してくることは分かっていましたが、自分の中での「食う風向き」がその時吹きました。そして、明らかなキロオーバーのスモールが数匹でクルーズしているのを確認。

エビかゴリを探している様子から、ジグヘッドを使ったボトストによるブラインドサイトで12時20分に推定50cm1600gをキャッチ。
風が吹く中、薄っすらとまだいるのが確認できた12時30分、再びジグヘッドのボトストで、ダメ押しの1200gオーバーをキャッチ。
もう1本キロオーバーを仕留めて目標の4キロを狙ったが、風が止み気配が消えてタイムアップ。

しかし、ラスト1時間で700gから3本トータル3557gまで大逆転。悲願の初優勝を手繰り寄せてくれたのはFCスナイパー2lb。ルアーの移動距離を抑える為のラインスラッグをより出し易くしてくれるしなやかさ。
そして、ビッグスモールの強烈な突進に加え、エリアはシャロー。ボトムにはスタンプ、岩、ウィード、食わせるスポットのすぐ近くにはブッシュが点在し、一瞬の油断がラインブレイクを招き兼ねない状況から、即座に魚を沖へ誘導。

その間、感触からしてルアーが口の中に入っており、ラインが歯に当たっていることが分かりましたが、切られることなく、冷静にスモールの動きを封じて2本のビッグスモールのキャッチに成功。そんな冷静な判断からの優勝を手繰り寄せてくれたのも、信頼する細くて強いFCスナイパーだからこそ。ありがとうございました。次戦も魅せます。