関東のティップラン/中村勇生
2024.9.25
皆さんこんにちは、サンライン船テスターの中村勇生です。
今回は関東のティップランと自分が使っているタックル等についてお話したいと思います。
【関東エリアのシーズン】
関東ティップランシーズンは各ポイントによっても異なりますが、9月中旬ぐらいに禁漁期間のない場所からシーズンがスタートし10月後半には禁漁区以外は全面解禁となります。
そしてシーズン終わりは各船宿さんによってバラバラですが、早いところは秋だけで終わり、長いところは6月いっぱいまでとロングランなターゲットになります。
秋は数釣り、 冬は型、春は特大狙いと季節によって楽しめるのがティップランの魅力でもあります。
自分はどちらかで言うと型狙いではなく数釣りが好きで、いかにして1杯を捻り出すかを日々考えて楽しんでいます。
【関東エリアの特徴とタックルセッティング】
全国にあるアオリイカのポイント、地域によって違いはあると思いますが
関東エリアの特徴は根が荒めの根まわりを攻める事が多くエギが海底に着底した瞬間根掛かりなんて事もあるエリアが多くあります。
その為、根掛かる事も想定したタックルセッティングが必要になってきます。
そこでまずタックルの中で一番重要になってくるのはラインですよね。
“イカと自分を繋ぐ一本の糸”
根掛かってしまっては釣れるどころかそのポイントを潰してしまうこともあります。
根の荒めな関東、自分は以下のようなライン選択をしています。
まずPEラインに求めるのはフォールの速さや引っ張り強度、そして感度を重視し【PEジガーULT 8本組】
根掛かったらすぐに切れてしまうようでは根の荒いポイントを攻略することは難しくなってきます。
次にリーダーですがプラズマライズにより表面をゴム状に形成した根を弾くフロロカーボン【エギリーダーBS】
根に擦れても非常に強く信頼の置けるリーダーになっています。
【基本よりも少し太めのラインチョイスを!】
根の少ないエリアでは
PE0.6号【PE ジガー ULT8本組】
リーダーは2.5号【EGI LEADER BS】
根のキツイエリアでは
PE0.8号 【PE ジガー ULT8本組】
リーダーは3号【EGI LEADER BS】
予備のスプールに別の号数のラインを巻き、状況に応じた使い分けをしています。
こうすることで根掛かっても回収できる確率が格段に上がり、大事なエギも失くす事もポイントを荒らす事も少なくてすみます。
変えスプールのない人はPE0.8号、リーダー3号にする事をオススメします。
そして次に紹介するのは自分がメインに使うタックルです
自分が考案し得意とするメソッド【聞き誘い】釣法は、シャクった後にエギを止めるティップラン定番の釣り方ではなく、ロッドでエギを動かし誘うことでエギに掛かる潮の流れを自分で作り出すメソッドとなっています。
そこで重要になってくるのは【操作性重視の張り強めのロッド】
LUXXE EGTR-X S65M+をメインロッドとして使用しています。
聞き誘い釣りに適し、尚且つ止めでもしっかりとアタリが出せるこのロッドのお陰でいつもティップランを楽しめています。
そしてリールですがメインリールはVanquish C3000SDHHGを使用しています。
自分が思うティップランに適したリールは1日シャクリ続けるので軽さは勿論、ドラグ性能の高いリールを選ぶようにしています。そうすることでストレスフリーに1日ティップランを楽しむことができます。
最後にエギですが30g前後のティップラン専用エギに追加でヘッドシンカー7~40gぐらいまで用意頂ければ殆どの関東エリアを攻略できます。
カラーはケイムラ、金テープ、ムラサキ等々、お好みでご用意頂ければと思います
これから本格的にスタートする関東のティップラン、これらの事を参考にしていただけると更に楽しさが倍増する事と思いますので是非お試しし下さい。
ソルティメイト PEジガーULT 8本組
ソルティメイト エギリーダーBS