皆さんこんにちは。サンラインフィールドテスターの小野田賢一です。

さて今回は遠州灘のキハダ&カツオキャスティングゲームについてということで、主にこれからチャレンジしてみたい！という方々に向けて基本的なことを解説、お伝えしていこうと思いますのでどうぞよろしくお願いします！

【キハダ＆カツオキャスティングのシーズンについて】

まずシーズン的なものですが、3月末から9月末までがベストシーズンとなります。10月や11月も魚はいるのですが、風が出ることが多く出船率が極端に悪くなるためあまりこの時期はやらないのが通常です。

そのため3月末から9月末のベストシーズン中でタイミングによりカツオだけが釣れたり、キハダだけが釣れたり、両方ということもありその辺りのコンディションは海に出てみないとわからない、というのが正直なところです。

【行動パターンとメインベイトとは】

次にキハダとカツオの行動パターンについてですが、これを読むのは非常に難しく毎日動く群れを探していきます。キハダもカツオも同じようなエリアにいることが多く、食物連鎖を考えることになります。

プランクトンが発生し易い環境のエリアにはベイトとなる小魚等が集まりやすく、そこにキハダ&カツオがリンクしています。

ただ、ここは船長の役目ですのでアングラーの皆さんはあまり関係ないところだとは思いますが、可能性のあるエリアではよ〜く海を観察してみましょう！

何も無いからと言って寝ていたら釣果が半減してしまいます。実は目視でキハダやカツオが跳ね、鳥山を見つけることこそが非常に重要で、キャスティングゲームの一部と言っても過言ではありません。実際にこれまで船長としてご案内している時にお客様が発見した単発跳ねやナブラ、僅かな情報から大爆釣に繋がったことも多々あるので本当に重要です。

そして次にそのベイトですが、遠州灘では様々なベイトが存在します。カツオに関してはシラスや2〜3cmのカタクチイワシを食っていることが多いですが、キハダの場合はかなり種類が多くなります。

上記のベイトの他にも小型〜中型のイワシ類、小サバ、トビウオの幼魚や成魚、2〜3cmのフグや小型甲殻類、イカ類、2kgクラスのカツオやシイラ、これらが主なキハダのベイトです。大きさや種類にかなり幅がありますが、10cm未満の小型ベイトの場合が多いように思います。

しかしながら、キハダキャスティングで使うルアーは18cm前後のダイビングペンシルや小口径ポッパーが圧倒的に多く、必ずしもマッチザベイトで釣っているわけではありません。また、カツオキャスティングでは30〜40g前後のメタルジグやシンキングペンシル、ミノー等を使い、反応の良い群れを探していきます。

【キハダ＆カツオキャスティングのタックルバランスについて】

「キハダ編」

そしてこれらのルアーを適切なタックルバランスで扱うことが非常に重要であります。キハダタックルは8ft前後のツナロッドに18000番前後のスピニングリール、そしてラインは先日発売となった【FULL CONTACT×8】の6号もしくは8号をセレクト。

ソルティメイト　フルコンタクト×8

この最新キャスティングPEは適度なハリと滑らかな表面処理で抜群の飛距離が叩き出せる他、サクラピンクカラーの採用でアングラーから非常に見えやすく、複数人でナブラに撃ち込む状況であっても他のアングラーとのライン交差の上下等が瞬時にわかるため見えるアドバンテージが確実に存在します。強度的に強いのは当然として、この見えるということが本当に重要で、自分以外のアングラーからも見やすいことでライントラブルを最小限に抑えることが出来るのです！

せっかくのチャンスにオマツリ…では釣れるキハダも釣れません！

そしてリーダーは【システムショックリーダーナイロン】の130〜150lbを使います。魚体に触れる最も過酷なポジションのリーダーは全幅の信頼を置けるこのリーダーが活躍してくれます！

ソルティメイト システムショックリーダーナイロン

「カツオ編」

カツオキャスティングタックルについては少し強めのセッティングがオススメです。特にビギナーの方はカツオの引きの強さに驚くのですが、あまり時間をかけ過ぎると口切れが多発してバレますしランディングに時間がかかると船を動かせないのでナブラを追うことが出来ずにキャッチ数を伸ばすことも困難になります。

そういった理由から、PEは【FULL CONTACT×8】の3号、リーダーは【システムショックリーダーナイロン】の40lbを基準にセッティングします。ロッドは8ft前後のオフショアライトキャスティングロッド、リールはスピニング6000番クラスのハイギアを選びましょう。

【最後に】

現在遠州灘ではキハダもカツオも絶賛回遊中！今年は昨年に比べてキハダが格段に多く、今シーズンからデビューする方々もまだまだ間に合うのでぜひ準備をしっかりと行いチャレンジしましょう！

敷居が高いと思う方も多くいますが、誰でも最初は初心者です。臆することなく乗合船に乗船してみましょう！

実はキハダ＆カツオ狙いの船は他の釣り物と違って独特の「チーム感」があります。キャッチすればみんなで喜び、バレたりラインブレイクしたらみんなでヘコみます。これは全員が協力しなければ夢のキハダをキャッチすることは不可能なことをみんなが理解しているからで、このあたりもキハダキャスティングの魅力のひとつとなっています。

初心者でも大丈夫！朝の挨拶と「キハダ初心者ですがよろしくお願いします！」のひと言で必ずその１日が上手くいくことでしょう！

迷っている方もぜひ今年からチャレンジしてみましょう！！

私が船長を務める遊漁船Extremeではレンタルタックルも万全の状態で準備しています。ぜひ初チャレンジの方もお気軽にお問合せくださいね！

TEL：050-5326-4798　HP　https://onoken-fishing.com/