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エリアベイトの世界

2019.5.9

皆さんこんにちは!
サンライントラウトテスターの礒野寛之です。

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今回は管理釣り場でベイトタックルを使用した釣り、通称“エリアベイト”についてお話ししたいと思います。

ここ数年でベイトフィネス用リールのラインナップは急速に増え、高価格帯のリールの性能はもちろん、比較的リーズナブルな価格帯のものでも快適にルアーを運べるようになりました。
リールとロッドの組み合わせによっては、強い風を受けている中で思い切りフルスイングできたりもします。

スピニングタックルが主流な中でベイトタックルの存在とは?

一長一短ありますが、それらをすべてひっくるめて…使っていて「面白い」
実はこれが一番の魅力かもしれません(笑)

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キャストをしているだけでも楽しい、独特のダイレクト感がスリリング!
ベイトならではのアプローチ方法は、時にスピニング以上の連発を楽しむこともできます。

ベイトに限らず夢中になれる道具は、自ずと釣るための集中力も高まり、一匹の魚に近づけたりするもの。
日中に釣れなくなったな〜と思ってベイトタックルに変えて新鮮な気持ちで釣りをしたらあっさりとキャッチ!ということも良く有ります(笑)逆にスピニングの有り難みを感じたりもします。

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 《ブレーキ調整》
下画像で摘んでいるメカニカルブレーキというブレーキ調整の部品ですが、一度ポジションを決めたら動かすことはありません。

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指で軽くスプールを押さえて左右に「カタカタ」と音がするかしないか…その辺りの締め込み具合が基本です。

あとはシチュエーションに合わせてマグネットブレーキや遠心力ブレーキの微調整を行なってください。

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《使用ライン》
ライントラブルを気にせずガンガン使っていくなら3〜4lbのフロロカーボンラインまたはPEライン0.5号にフロロリーダー5lb程度がおすすめです。スプールエッジぎりぎりまで巻かず、やや太めのラインから使い始めるのがスプール噛みや重度のバックラッシュを避けるためのコツ。
ちなみに私はフロロだとトラウティストエリアFCの3〜3.5lbを、PEならソルトウォータースペシャルPEエギULTの0.5号にフロロリーダーとしてトルネードVハードを組み合わせています。
エギング用として作られたPEラインですが、ラインのコシやカラーリング、60mのサイクルで使えることなど…エリアベイト専用とも思えるほど(笑)相性は良いです。

ライン選びで迷っている方はぜひ使って見てください!

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また、ダイレクト感の強いベイトとPEラインの組み合わせは、時に身切れが多発してしまう時があるので、そんな時は伸びのあるナイロン・フロロカーボンラインに頼ってみるのも有りだと思います。


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《ノット》
リーダーとの結束ですが、実釣時に引っ掛かりの少ないノットを選んだ方が好ましいです。ガイドやスプールの中で結び目が引っ掛かってしまっては、重度のバックラッシュに繋がってしまう他、キャスト時の手返しが落ちてしまうからです。私はFGノットを組むことでストレス無く釣りができています。

《ルアー》
スピニングと同じくロッドによっての相性の良し悪しは出てきますが、ルアージャンル毎のイメージをお伝えします!

★クランクベイト★
エリアベイト入門に最適なのは、レギュラーサイズのクランクベイト(ウエイトにして2.5g〜4g程度)。ある程度自重があって投げやすく、「ブルブル…」と引き抵抗を感じることもできる。ロッドの特性にもよりますがそこまで大きなアワセの動作も要りません。まだベイトタックル自体に慣れていない間でも釣るためのイメージが掴みやすいはずです。

★スプーン★
軽めのスプーンも投げられますが、ベイトタックルで釣るなら、やや重ためのスプーンの方が使っていて心地良いかも知れません。放流直後のタイミングでスピーディーに狙っていくのも楽しみ方の一つです。

★ミノー★
ショートトゥイッチからハードジャークまで幅広くこなすことが可能ですが、ロッドに左右される部分が大きいです。特に面白いのはクリアウォーターでのやる気のある魚を追いかけていくサイトフィッシングです。魚が喰おうとしても敢えてルアーを逃す。それを繰り返して焦らし、より深いバイトを導き出す。そんな釣りもアリです。

★ボトム★
ボトム攻略もエリアベイトの醍醐味の一つです。
クラッチを切りながらラインを送り込み、ルアーをフォールさせられるのがまずスピニングとの大きな違い。
最初は重ためのメタルバイブレーションやボトム用プラグから試してみるとコツを掴みやすいかと思います。スピニングとは手首の返し方が異なるので多少動かし方に慣れが必要かも知れませんが、ダイレクトな操作感はきっと病みつきになるはず。

★トップウォーター★
トップの釣りは、魚のやる気が高まるタイミングを瞬時に捉えることがキモ。その一瞬を捉えるのにベ
イトの手返しの良さはマッチングしやすいです。
たとえ掛け損ねても、魚が遠くへ行かないうちに素早くフォローキャストし、喰い直させることもラク。ベイトリールの構造上、キャスト時に余分な糸ふけが出ないので、着水直後のファーストバイトもスパッとアワセていきやすいです。

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エリアトラウトでもキャストのスキルは確実に釣果へと直結します。
色々と試して答えがしっかりと返ってくるのが管理釣り場の魅力。

日常の釣りに少し刺激が欲しい方、奥深いエリアベイトゲームを楽しんでみては如何でしょうか。

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サンラインムービー

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