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新バス用PE『D-Braid』実戦投入!!in弥栄ダム 田中和希
2020.6.3
どうも!サンラインの『かずおか』こと田中和希です。
世間をお騒がせしている某ウイルスのせいで暫くまともに釣りができない状況が続いた今年の春。
ようやく緊急事態宣言も解除され少しずつ釣りにも行けるようになり改めて釣りに行ける幸せを噛みしめている今日この頃です…。笑
最近は仕事終わりの短時間釣行ばかりでしたが5月末の週末、サンラインバステスターの山本屋嘉彦さんにお誘いいただき弥栄ダムへと行ってきました。
一応、山口県と広島県の県境に位置するダムなので移動ルートも釣りをする川筋も山口県側のみという念の入れよう。笑
ちなみにダムの状況は春先の雨で一気に水位が増え満水状態。
今年の産卵は釣り人から狙われる機会も例年に比べ少なかったと思うので恐らく順調に進行したと思われます。
目視できる範囲で水中を覗くとまだプリの魚も少しはいるかもしれないけど大半の魚はミッド~アフターといった様子。
2日間釣りができるということもあり、せっかくの満水なので初日は山本屋さんの魚探掛け!
その合間できるだけ邪魔にならないようにスモールプラグを投げ散らかしてポロポロと釣らせていただきました。笑
使用ルアー:ベビーシャッド60SP(ラッキークラフト)
使用ルアー:ベビーシャッド60F(ラッキークラフト)
あんまり産卵は関係ないかな?というサイズが大半。
その中にこれから回復していきます!というスレンダーなバスがぽろっと混じるという反応でした。
山本屋さんもスモールプラグを使った釣りでキャッチ!
濁りが強い川筋でしたが5~10cm位のベイトフィッシュが多く、それを狙っているバスも多いようでルアーに反応するバス以外にもボイルはちらほら起こっていました。
そんな感じで初日は終了。
2日目ももちろん朝イチから出船!
初日とは違う筋をガッツリ釣り込んでいきます!!
水質もクリアだったのでバスが浮いていれば十分サイトも可能。
ボートを流しているとちらほらと泳いでるバスにも出会いますがどいつもこいつも動きが早い。笑
狙えば興味は引けるけどバイトには至らずと言った感じで中々状況を掴めないまま数時間…。
アフタースポーンの前期であれば【水面×金属音】が有効なシチュエーションも多いと期待したんですがこの日は全くの無反応。笑
そうなれば次はこれだと【アピール弱×遅さ】の方向性を模索!!
バスにとってちょっとした安息地になっているであろうポイントにひたすらルアーを投げ続けること数十分…。
ブッシュからボートに向かって走るライン、うっすらと見えるデカい影。
「食ってる!しかもデカい!?笑」
いきなりの出来事に慌ててしまいましたがしっかりキャッチしましたよ!!
54cm2060gのビッグバス!!
使用ルアー:D1 3.8インチ(DSTYLE)
この一匹を皮切りにバイトが出始めて…
使用ルアー:D1 3.8インチ(DSTYLE)
フラッと泳いでたルートを先読みしてフォールスピードを合わせてあげるとあっさりと口を使ってくれたキロアップ。
ブラインドだとサイズは選べないのでもちろんこんなサイズも遊んでくれます。笑
昼過ぎには山本屋テスターにもデカそうなバスがヒット!
丁寧なファイトで難なくキャッチ!
上がってきたのは50UPのビッグバスでした♪
そんなこんなで二人ともビッグバスをキャッチすることが出来て大満足の釣行となりました!!
さて。
今回使用したのは今年の春、バスフィッシング用として発売されたPE『D-Braid』。
2日間使い込んで少しは使用感が分かったので最後にそれを書いていこうかと思います。
既に使用された方は感じているかと思いますがこれまでのバスフィッシングで使うPEとはそもそもの考え方、コンセプトが大きく異なります。
これまでのバス用PE「バススーパーPE」「ステューター」はパワーフィネス、フロッグ、パンチングといった限られた釣り方でその性能を存分に発揮する位置付けでした。
それに対して『D-Braid』を使ってまず感じるのは汎用性の高さです。
これまではフロロカーボンラインを使用するのが当たり前だったダウンショット、ネコリグ、ジグヘッドを始めとするライトリグ全般は勿論、スモールプラグにも対応可能。
従来、フロロカーボンでしていた釣りの大半が『D-Braid』でも出来るわけです。
通常のPEは水よりも軽い比重なのでキャスト後にラインがふわっとするだけでなくシェイク等の細かいアクションを加えるバス釣り(特にワーミング)には決して向いているとは言えませんでした。
僕自身、比重の軽さが故に感じるストレスも多くPEラインをバス釣りで使うことに抵抗はないけど使える幅は狭いなと感じていました。
『D-Braid』の比重は1.10~1.24(号数によって異なります)
この比重はナイロンとほぼ同じ比重です。
もっと比重の高いPEもありますがバスフィッシング用だと考えればこのくらいの比重が絶妙な位置だと感じています。
高比重PEというより中比重PEといった感じですかね?
この比重のお陰でキャスト後ラインが素早く水面に落ち着きます。
そのあとの細かいアクションに対してもラインが無駄に浮き上がることもなく直線状態を保つためPEならではの感度の良さをより一層体感できるでしょう。
従来のPEに比べると高比重PEは「強度が弱い」と思われている方も多いと思いますが、確かに通常のPEに比べると直線強力は決して高くありません。
ただ、それはPEの中で比べたらの話です。
一般的にライトリグを扱うスピニングタックルで使うフロロカーボンの3lb~6lbクラスに比べると十分強いです。
近年のスピニングリールのドラグ性能も加味すれば強度面で不安に感じることもそうそうないでしょう。
実際に今回僕もデカいバスが釣れたおかげで確認できましたがノットさえちゃんと組めれば当然といえば当然ですがフロロやナイロンよりも安心してファイトはできます。
ちなみに今回使用したラインは『D-Braid 0.6号』、リーダーは『D-Leader 5~6lb』と『Vハード 1.75号』
さらにPE自体の性能+特殊コーティングも相まってリーダーを普段から使う方であれば釣行頻度にもよりますが、フロロカーボンやナイロンよりかなり長く使えます。
スピニングでのライトリグ全般とは言いましたがグラススピニングロッドもしくは柔らかめのロッドと組み合わせたスモールプラグの釣りやここ数年流行のパワーフィネスでの使用感も好感触。
個人的にはディープウォーターでのフットボールジグ等を使った地形の釣りや一部ハードルアーの釣りにも活用できる可能性を感じています。
一度使えば分ってもらえると思いますが「あれ?この糸ならこの釣りも出来るんじゃないのかな…」と感じることが多い糸です。
決して安価帯のPEラインに比べると巻量的にも安い糸ではありませんがバス釣りにおいてスピニングタックルでPEを使おうと思えば辿り着くのはこのラインなのでは?
それぐらい第一印象で一目惚れしております。笑
スピニングの釣りにPEを導入しようと思っている方や普通のPEしか使ったことのない方は是非試してください!
僕もさらに詳しく解説できるように使い込んでみたいと思います!
それでは今回はこの辺で…
でゎでゎ~。