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夏の夜釣りのすゝめ/藤井孝男

2023.8.25

皆さんこんにちは、サンライン磯テスターの藤井孝男です。
今回は、【夏の夜釣りのすゝめ】について解説していきたいと思います。

 

毎日毎日暑い日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか? 
外は連日30°以上の灼熱地獄で外出すら危険な暑さではないでしょうか。こんな時期に磯の上で魚釣りなんてと思われる方も多く、この時期になると川に鮎釣りに出かけたり、クーラーの効いた部屋で映画を見たり音楽を聴いたりする方が多いのではないでしょうか。
ですが私を含め釣りキチはこんな夏でも磯釣りに出かけたいものです。
そこで私がこの時期に通う夏のメバル釣りについて紹介させていただきます。

 

メバルと言えば冬から春の魚というイメージが一般的だと思います。しかし、産卵から回復したメバルは夏の時期に活発にエサを食べて次の産卵に備えて体力を蓄えるので、実は夏のメバルは一年で一番脂がのっていて美味しい時期になります。
私のホームグランドの山口県東部の磯は初夏から晩秋にかけて夜釣りで良型のメバルが狙えます。型は平均20cm~23cmですが大型になると尺メバルと呼ばれる30cmを超えるサイズも釣れることがあります。そして食べてもとても美味しく、大型のメバルはお刺身に、中型は煮つけに、小型は、から揚げにしたりします。

 

さて、釣り方ですが、狙いどころは潮通しの良い磯でゴロタ浜やシモリが多くメバルの隠れるような場所があるとこがベストです。また仕掛けは一般的なウキ釣りや延べ竿を使用した探り釣りで狙います。
瀬際や近いポイントを狙う場合はシンプルな延べ竿が面白いです。竿は5.3m~6.3mを使用。

 

ラインはフロロカーボンハリスの【トルネード Vハード】2号を穂先から手元まで。そこからはワンランク落として1.75号か1.5号を1mほど直結します。これは根掛かりしたときに直結部分から切れるようにするためです。

 

https://fishing.sunline.co.jp/line/23841/

そして、直結部分に発光体の目印をつけて鈎から30cm上にガン玉のG1~G2を打ちメバル針の10号を結び完成です。エサは青虫(青ゴカイ)の1匹掛けで、一晩で200g~300gを使用します。狙う場所は磯際やシモリ周り、海溝や潮目など。メバルは潮が当たるような場所で上を向いて泳いでいます。潮の状況を見ながらポイントを探しなら狙ってみてください。タナは1mから2ヒロ以内がほとんどです。

 

深く入れるとカサゴなどの他魚が食ってくることが多いのでなるべく浅いタナを狙います。アタリはコツッとあたり穂先を引き込んでいく感じで、一呼吸おいてしっかり食い込ませてアワセます。
25cmを超えるような大型になると重量感もありパワフルな引きをするので慎重に引き寄せて取り込みます。たまに、チヌやグレなどが食ってくることもあるので油断は禁物です。1匹釣れると同じ場所で釣れることが多いので手返し良く釣ると数釣り出来ると思います。

 

最後になりますが、夜は周りが見えなく危険を伴うので安全には注意して明るいうちに周囲の確認をしておくと良いでしょう。ライフジャケットや磯靴はもちろんヘッドライトは予備も含めて必ず準備しましょう。あと夏場は場所によって蚊が多い場所もあります。蚊取り線香や防虫繊維でできた服などもあるので準備しておきましょう。