- ロック/ライトゲーム
関東・東海エリアのライトゲームスタイル/蘆原仁
2023.10.16
皆さんこんにちは、サンラインソルトテスターの蘆原仁です。
今回は「関東・東海エリアのライトゲームスタイル」について解説していきたいと思います。
「関東・東海エリアでショアから主に狙えるライトゲームの種類」
これからのシーズン、関東・東海エリアでは、黒潮の影響を受け、様々なフィッシュイーターが接岸してくる時期です。
なかでもソルトルアーフィッシングが楽しまれるようになった数十年前から楽しまれているターゲットがメッキです。
メッキは、ロウニンアジやギンガメアジ、カスミアジなどのヒラアジ系の幼魚で、500円玉サイズから30センチクラスまでが、関東や東海でのターゲットになります。
一部例外として、温排水が近くにあるエリアなどでは、10キロを超えるサイズが釣られる事もありますが、基本的には冬の水温低下と同時に死滅する事が多いとされています。
また、関東・東海でショアから狙えるライトゲームのターゲットとしてメッキの他に、カマスや小型青物、小型根魚なども狙うこともできるため多くのアングラーに人気です。
「関東・東海エリアでのメッキ、カマス、ハタの狙い目」
近年、水温上昇によりメッキのスタートも早まっている感じがしますが安定してスタートするのは早い場所で、7~8月くらいで、大型河川の河口域や港周辺、サーフなどでも出会う事が出来ます。
またカマスについては単発で行動をしている事が多い、オニカマス(バラクーダ)の幼魚や群れで釣れるミズカマス(ヤマトカマス)やアカカマス(アブラカマス)の3魚種がターゲットになってきます。
その中でもアカカマスは10月すぎから釣れる事が多いですが、回遊性の高い魚だけに急なナブラが起きる事も珍しくないので海面を全体的に見渡す事が重要になってきます。
小型根魚(特にオオモンハタの幼魚など)は、基本的には、根交じりの砂地などのボトムにいる事が多い為、メッキやカマスなど回遊魚の反応が無い時にメタルジグやワームなどをボトムまで落としてからアプローチすると出会う事が出来る魚です。
ボトムを丹念に探りすぎると根掛かりのリスクもある為、その点は要注意です。
「メインベイトと捕食エリアについて」
メッキやカマスなどのメインベイトは小魚になります。
メッキやカマスは小魚を追いかけて食べている為、小魚が集まりそうな場所や潮のタイミングなどを考える必要があります。
大型河川の河口域やサーフなどでもブレイク(駆け上がり)などを意識して、どの位の潮位で、どこに餌となる小魚が集まるのか?など考えるとターゲットに巡り合う可能性が高くなります。
またメッキやカマス自体のサイズにより追いかけるベイトサイズも異なってきます。
500円玉サイズのメッキは、1センチ程度の小魚を捕食しますし、30センチクラスのメッキは、10センチクラスのトウゴウロウイワシなども捕食する事がある為、自分が狙うターゲットサイズとベイトサイズも少し意識してみましょう。
また小型の根魚も回遊性のベイトフィッシュを追いかける事もありますが、基本的には、ボトムにいるカニやエビなどを食べている事が多いので、表層から中層にかけてベイトフィッシュがいない時でもボトムを探ってみると根魚を楽しむ事が出来ます。
「ベイトに合わせたルアーセレクト・ラインセレクト」
メッキやカマスで使用するタックルは、6~7フィート程のライトゲームロッド。
特にルアーがトップウォータープラグやシンキングミノー、メタルジグなどを使う為、ミノーイングなどハードルアーを操作しやすいタイプのロッドがオススメです。
また2000番台のスピニングリールやベイトフィネススタイルでもOKです。
スピニングタックルで使用するPEラインについては、【スモールゲームPE-HG】の0.2~0.4号位をセレクトする事が多いです。
視認性が高いラインを使用するとルアーのトレースコースや距離感を掴みやすい為、ターゲットへのアプローチの他にファイト中なども視覚からの情報が多く使用しやすいです。
キャスト性能や操作性が格段にアップする事で、ターゲットと巡り合う確率が高くなると感じでいます。
https://fishing.sunline.co.jp/line/305/
またベイトタックルの場合は、【オールマイト】の0.4~0.6号などを使用しています。
比重『1.48』が生み出す水馴染みが良く、水中にあるルアーに対して、より直線的な軌道を描く為、小さいルアーを使う釣りでも操作性が高いラインです。
https://fishing.sunline.co.jp/line/28013/
メインラインがPEの場合は、当然リーダーも結束します。
そこでオススメのリーダーは、【スモールゲームリーダーFCⅡ】の5~8ポンドくらいをターゲットに合わせてセットしています。
https://fishing.sunline.co.jp/line/307/
小型の根魚の場合は、ルアーは、メタルジグの他、ワームなどを使用します。少し良いサイズが釣れるようなポイントでは、少し太めのラインセレクトをしましょう。
ライトゲームでは、シーバスやチヌや青物なども顔を見せる事がある為、大きそうな魚がヒットした時は、慎重に楽しみながらファイトしましょう。
いかがだったでしょうか。
今回は、「関東・東海エリアのライトゲームスタイル」について解説させていただきました。
このエリアでこれからライトゲームを始めてみようと思っている方などに今回のコラムを参考して頂ければと思います。