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九州玄界灘ヒラマサジギング&タイラバゲーム

2017.5.9

スタッフ

  • 名前:吉田博史
  • 日時:2017年4月24日〜27日
  • 場所: 福岡県・ 玄界灘
  • 釣果:ヒラマサ(最大:131cm・24kg) ブリ 真鯛

4月24日~27日の4日間、福岡県宗像市神湊港から、遊漁船「セカンドステージ久丸」さんに乗船し、玄界灘の沖の島周辺で、ジギングでのヒラマサ、タイラバでの真鯛狙いをしてきました。
遊漁船「セカンドステージ久丸」さんは、青物ジギング、真鯛タイラバゲームに精通しているので、ジギング・タイラバを半分半分行ってきました。

タイラバゲームは、私がガイドを行なっている仙台湾でも、お店がある山形のお客さんが通う庄内日本海でも、最近はとても人気が高まっていて、自分もスキルアップしたい釣りでした。
偶然にも、4日間のうち2日間はエコギアプロスタッフの折本さん、坂本さんと同船することになり、楽しみながらタイラバゲームについていろいろ教わりながら釣りをすることが出来ました。
タイラバゲームの本場でもある玄界灘のガイド船の船長・森下さんにも、ロッドワーク、リールの巻き方、アクションのつけ方(タダ巻きの仕方)、パーツ等の意味、選び方等、現場で数多く鯛を釣ってきた、釣らせてきた方にしか分らないことを丁寧に教えて頂き、大変勉強になりました。
行った時が、たまたま真鯛と青物の乗っ込みが重なり、特に私は青物に好かれてしまい真鯛を釣るのを苦労させられましたが、60cmオーバーの真鯛をキャッチ出来ました。
同船者で手慣れた方々は80cmオーバーの真鯛を数多くキャッチしていて、玄界灘の真鯛のポテンシャルの高さを再認識させられました。

ヒラマサジギングでは一昨年の同時期に、10~16kgのヒラマサを4本キャッチしているので、目標はそれを超えるサイズですが、昨年は6kg弱までしか釣っていないので、とりあえず10kgを越えるヒラマサは釣って帰りたいと思って釣りに挑みました。
初日は9割くらいジギングの時間で、当たりジグ、当たりカラーを探しながらの釣りになりましたが、今回はジャベリンのように大きく飛ぶジグよりも、一瞬のストップ時に確実に水平姿勢を保ってくれるジャベリンジェットが有効で、カラーはゴールドやグローよりもシルバー系が当たりカラーに感じました。
周りを見ていると、ゆっくり目のアクションの方は、普通サイズのヤズがコンスタントに釣れている様子で、それにブリクラスは雑じるもののヒラマサは殆ど雑じっていませんでした。
それに比べて私のハイピッチジャークは早い動きなのですが、ヤズはそれほど釣れないのですがヒラマサが比較的確率高く釣ることが出来ました。
ジグ、カラーの選定、アクションには自信をもって挑みましたが、3日目のジギングの時間帯に同船者に16kgを釣られてしまい、悔しい思いをしました。
が、このエリアにオオマサが入ってきていることは間違いないと言い聞かせて最終日のジギングに挑みました。

4日目の最終日は、私以外は全員タイラバでの乗船でしたが、前日までの状況で真鯛と青物のエリアが被っていることは分かっていたので、タイラバ組の反対側の右舷で一人ジギング。
前日16kgのヒラマサが出ている水深90m弱のエリアを底から中層ど真ん中までジグをハイピッチジャークでシャクり上げたところでドン!とジグが止まり、最初は引かなかったのに途中で急に走り出し、掛けたところよりボトム近くまで持っていかれました。
ドラグの出され方で、「小さくはない」事は確信し、これまでの10kgオーバーの魚とのやり取りから学んだ事を思い出し、それを実践しながら慎重にやり取りすると、ようやく水面近くまで上がってきました。
その瞬間、自分もネットを準備していた船長も焦りだしました…、悠然と上がってきたヒラマサの大きさに、ビックリ仰天!!、なんとかネットに頭を入れ、2人でネットごとランディングしました。
131センチ・24kgのヒラマサ。

Instagram、Facebookから投稿したその日の速報では、25kg超とお伝えしましたが、港に戻り、血抜き、糞抜き、で計測すると、24kgでした。
船上では、確かに25kgのデジタル秤を振り切ったのですが、秤が正確でなかったのか、それが船の揺れのせいだったのか、血・糞・水分が1kg以上抜けてしまったのか…、それでも、2年前の16kgを大きく超える、このサイズのヒラマサをジギングで釣らせて貰った事は非常に満足です。

オオマサへの夢を抱いて初めて挑戦したのは2014年1月、ニュージーランド・ホワイトアイランド周辺の海域での4日間の船中伯での釣行でした。前評判では10kg、20kgのオオマサが入れ食いとの事でしたが状況は非常に釣るのが難しい日に当たったようでした。なかなか釣れない中、4日間、250g~320gのジャベリン、300gのジャベリンジェットをシャクリ続けるのは過酷でしたが、両肩の筋がボロボロになりながらもシャクリ続けた結果、最終日の終了1時間ほど前にようやくオオマサがヒット。悠然と上がってきた魚体はキャプテンの目測で20kgのオオマサでしたが、リリースの為、ギャフやネットを使わず、クルーがハンドランディングしようとリーダーを手繰り寄せたところでフックアウト。目前でオオマサをキャッチする夢は途絶えました。
リベンジの為、その年から体力アップを図り、2014年、2015年は小笠原諸島(巨大カンパチ狙い)、五島列島(オオマサ狙い)、2014年~2017年は玄界灘(オオマサ狙い)へと遠征を続け、一昨年に玄界灘で16kgのオオマサをキャッチし、そして今年、それを超える24kgのオオマサを手にし、やっとの思いでニュージーランドのリベンジが出来ました。

最初、ニュージーランドに行くときには、20kg以上のヒラマサには、ハイピッチジャーカー410、スピンジャーカー410ではパワー不足では?と言われたいしましたが、全然そんなことはありません。
16kgのカンパチ、16kg・24kgのオオマサを釣った時も、ハイピッチジャーカー410のパワーは十分余裕をもってやり取り出来ました。
スピードのある動きにしか反応しない青物に対しては、ジグにアクションをつけるのに、ハイピッチジャーカー410の軽さと長さで軽快にシャクれますし、大物釣りにも十分対応できるロッドであると確信しています。

ジグも現在は多種多様化していますが、動き、性能、長さが違う、ジャベリン、ジャベリンジェットがあれば、ほとんどの青物ジギングの状況で不足はないと感じています。ベイトが小さい時にたまにカプリスを使用する程度です。
そして、ジャベリンジェットは誰でも使いやすく、そして本当によく釣れるジグです。

このサイズのヒラマサになると、キャスティングゲームではPE8号&リーダー100lb~150lbで挑むのが普通ですが、今回のジギングでキャッチした24kgのヒラマサに対しても、PEジガーULT 8本組 5号&システムショックリーダーFC 70LBで、余裕のファイトを行うことが出来ました。
玄界灘は潮が早いことも多く、その中で、この滑りの良さ、フォールの速さはかなりのメリットがあります。
ガイドの抵抗等、かなりの負担が掛かるハイピッチジャークでのジギングには、このラインは欠かせません。

大物狙いのジギングで確実にキャッチするにはフックも重要ですが、DECOY・グランドパイクの#4/0・#5/0は、掛かりの良さ、バレにくさ、強度、耐久性、ともに最も優れていると思います。
お店のお客さんで小笠原島へ遠征して20kg~58kgの大物をキャッチしている方は、このフックをみんな愛用しています。

今後も自分のスキルアップの為、大物青物を狙ったジギング遠征を続け、仙台湾でのガイドに生かしていきたいと思います。

タックルデータ

Saltimate PE JIGGER ULT 8本組

タックル1
ロッド:ポセイドン ハイピッチジャーカー410
リール:オシアジガー4000P
ルアー:ジャベリンジェット220g
ライン:サンライン PEジガーULT 8本組 5号
リーダー:サンライン システムショックリーダーFC 70LB
フック:DECOY グランドパイク #4/0

タックル2
ロッド:ポセイドン スピンジャーカー410
リール:ステラSW20000PG
ルアー:ジャベリンジェット160g
ライン:サンライン PEジガーULT 8本組 6号
リーダー:サンライン システムショックリーダーFC 80LB
フック:DECOY グランドパイク #4/0

ロッド:ポセイドン スパリッドマスターPSMC-68UL/MLST
リール:ビッグシューター
ルアー:タイラバ 80g~100g
ライン:サンライン スーパーブレイド5 1号
リーダー:サンライン ブラックストリーム4号