- キャスティング
新たなキャスティング用ライン”フルコンタクトX8”ってどんな糸?
2023.3.8
こんにちは、サンラインのショージ松本です。
最近日中の気温も上がり急に春めいてきましたね!
やっぱり寒いよりは温かい方が良い!冬よりは春が好き!
なんでか?いや~、やっぱり春のヒラマサキャスティングは夢があるじゃなかですかww
3月に入ると徐々に九州方面から産卵を意識した大型ヒラマサの釣果が聞こえてくる時期です。
ということは全国のヒラマサアングラーは仕事が手に付かなくなる時期でもあるんではないでしょうか?
(※少なくとも私はそのうちの一人です(爆))
予定としては春マサシーズン真っ只中での発売になりそうですがテストをおこなってきました
キャスティング用PEライン『FULL CONTACT(フルコンタクト) X8』が完成。
テスト期間は2年。テスターの協力によって様々なフィールドやターゲットでテストを行うことができました。
私もファーストサンプルから実釣でラインがどのように変化していくのか?
色落ち具合はどうか?キャスト時のライントラブルは起らないか?
細かい部分までチェックをおこない、テスターとの意見交換も実施。改善点を話しながら次回サンプルへ反映させていくという
地道な作業ですが安心して使えるラインに仕上げていくにはやはりこれらの過程が確実ですし必須だと考えています。
ここまでは簡単なテスト過程ですが、みなさん気になっているのは『フルコンタクトX8ってどんな糸なの?』
という点だと思いますので、ここからはフルコンタクトに込めた想いやコンセプトについてお話ししたいと思います。
弊社製品を愛用していただいているユーザーのみなさんはご存じだと思いますが、キャスティング用PEラインという
カテゴリーでは『モンスターバトルPE』という青色の製品が長年販売されてきました。
もちろん私もそのラインで記憶に残る魚を釣っていますし言わば”思い出深い製品”です。
しかし、リリースを開始して十数年以上経過したラインでしたし、悪く言えば”過去のライン”であったとも言えます。
実際、他社製品で新たにリリースされた製品などを使い比較すると、その使用感や変化の度合に驚きを感じたのも事実です。
『こんままじゃ、いかんどたい…』と、サンラインの社員として、また一人のアングラーとして『安心して使ってもらえる製品を提供したい』と一念発起。
暴力的な引きをする大型魚に対してまず外すことが出来ないのが”直線強力”です。
水深の深い場所でファイトできるとは限らないのがキャスティングゲーム。時期や魚種によってはとても浅い場所でのゲームを強いられることもあります。
もちろん、魚の走りを止めて強引に寄せる必要もあります。
さらに繰り返し行うキャストによってラインへのダメージは蓄積していき、やがて毛羽立ちとして現れます。
そこからさらにキャストを繰り返すとノットの上部分約0.5㎝ほどが組が崩れホツレたような状態となります。
このような問題や性能を改善し兼ね備えたのがフルコンタクトX8です。
原糸には耐衝撃性に優れたハイグレードPEを採用。それを広くもなく狭くもなく絶妙なピッチ(間隔)で製紐することで直線強力と耐摩耗性を向上させています。
さらにラインのスムーズな放出を実現させるために特殊シリコン加工を施しています。
私自身はプロトラインを含めフルコンタクトX8ではアームが無くまだ大型魚をキャッチできていません(笑)
それでもその日その時の魚に出会うために今年の春もフィールドに通います!
フルコンタクトX8の発売は来月を予定しています。
ご期待ください!!