- シーバス
激流河川のシーバスを手にする為の鍵は…
2016.11.10
![IMGP9908](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/60106802-s.jpg)
ランカーシーバスはもちろん日本全国多くのエリアでキャッチされている。
しかし、群を抜いてランカーサイズのストック量が多く、注目をされ続けているエリアが広島市内河川である。
今回はその広島市内河川が舞台となった。
アングラーはシーバスはもちろん、様々なソルトルアーフィッシングを得意とする藤澤周郷テスター。
ユーモア溢れるマシンガントークで撮影は始まった。
撮影開始時刻は22時を回った頃だっただろうか。
そして、この日の地合いは「3時頃ですよ」…「はい、それまで待ちますか」。
これも釣りということで待機。
![IMGP9936](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/8f651526-s.jpg)
メインはウェーディングですが、ここは瀬戸内海に面する広島。
干満差が大きく、まだまだこの時間帯の潮位での入水は無理。
それでも「ベイトがおれば釣れるんちゃう!?」とルアーが届く範囲にある明暗部を丁寧に攻める。
気が付けば藤澤テスターのロッドが綺麗に弧を描いていた。
そして、しっかりランディング。
今回のファーストシーバスとなった。
![IMGP9926](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/3df4f761-s.jpg)
![IMGP0035](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/d8a887a4-s.jpg)
時間が経つにつれてドンドン水位が下がっていく。
足元に十分に注意しながら入水を開始。
この下げ潮のタイミングで大量のベイトフィッシュを確認。
ウェーディング中にも脚に「コツコツ」と当たる程だ。
(ヒイラギ、イナ、サヨリなど様々なベイトが混在していた)
時折激しいライズが起こり、待機している私たちのテンションも自ずと上がっていった。
![IMGP9983](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/832ff657-s.jpg)
![IMGP9993](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/2d63a751-s.jpg)
![IMGP9968](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/90fb52cb-s.jpg)
![IMGP0012](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/4515126c-s.jpg)
![IMGP9946](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/c09e457f-s.jpg)
そして、ふと時計を見ると3時。言っていた地合の時間だ。
キャスト…ルアーを流れに乗せる。
と、大きくフッキングを入れるがこれはHITにはならなかった。
しかし、その次のバイトはしっかりフッキングに持ち込んだ。
さらに連続HIT!!
地合突入の合図。
怒涛の連続HITとなった。
だが、地合が終わるとパッタリとシーバスからのアタリは止まる。
安心し、空を見上げると明るくなり始めていた。
軽めの朝食を済ませ、ホテルへと向かったのだった。
![IMGP0107](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/8a215c67-s.jpg)
![IMGP0088](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/45fa8389-s.jpg)
![IMGP0067](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/531b8e03-s.jpg)
![IMGP0048](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/9177a4e4-s.jpg)
![IMGP0125](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/22eb876f-s.jpg)
昼過ぎにホテルを出発。
デイゲームも試してみる事にした。
到着してすぐにここでもシーバスのライズが始まった。
可愛いサイズがHIT。
バイトはあるものの、なかなかランディングするまでが難しい為、前夜の時よりもはしゃぐ藤澤テスター。
「これおもろいね~♪」
こういった場面でも効果的なルアーを一瞬で見極めるのは流石だ。
夕食&小休憩を済ませ、今回の取材最後のナイトゲームへ。
もちろん、早い段階から待機する。
この日はさらに地合が1時間ほどズレて、狙いは4時頃。
しかし、この日は前日の夜と少し様子が違う。
上流から落ちてくるベイトの量が少ない。
なのでこの日はなかなかシビアな状況となった。
![IMGP0186](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/755780a5-s.jpg)
![IMGP0215](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/063c7c73-s.jpg)
![IMGP0243](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/486382ed-s.jpg)
その状況を打開したのはシンキングペンシル(YoreYore)。
前日よりもサイズはもちろん体高があるGoodなシーバス。
藤澤テスター曰く「完璧に個体が変わったな」とのこと。
さらに、もう1匹追加!!
このシーバスは今回の取材で1番BIGなサイズとなった!!
![IMGP0287](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/f93b9200-s.jpg)
シーバスを狙う際、今回もだが、常に藤澤テスターのスプールに巻いてあるのはSaltimate CASTAWAY PE。
そして、リーダーはSUNLINE トルネードVハード。
キャストアウェイPEはみなさんも知っている通り、PE(4本)とエステル(4本)で構成されたハイブリット8本組PEライン。なので、比重は1.05と100%PEラインよりも0.07%重くなってます。
この僅かな差ですが風が強い日でもわずかなラインメンディングで無駄なラインスラックを取ることが可能。
![IMGP0299](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/86161746-s.jpg)
しかし、このハイブリッドPEの特性として8本組にも関わらずどうしても、100%PEラインの8本組と比較すると表面はややザラツキが出てしまう。
でも、開発段階から携わった藤澤テスターは『このザラツキが重要やねん』と話す。
ザラツキがあることによってより水を噛む面積が多くなる。
ということは流れが緩い河川などでルアーを橋脚の中に流したい時なども、ツルツルのPEより楽にそれが演出出来るということ。
しかし、ツルツルのPEでは水流を切る為、なかなかラインスラックが出難い。
ということはロッドティップとルアーとの間のラインが一直線になりやすい。
するとシーバスがルアーに触った瞬間、もしくは完全に触る前の吸い込み段階でのアタリが手元に伝わり、フッキングに至ってしまう。
そうなると、早合わせになりショートバイトやギリギリフック1本が引っ掛かった状態でのファイトとなり、冷静なファイトが難しくなる。
一方で、水流をしっかり噛むことが出来るキャストアウェイPEは、水流を受けることで水中のラインスラックがしっかり出せる。(スラックの量は自らの調節が必要)
するとそのスラックがシーバスがルアーにバイトしてから反転するまでの時間を稼いでくれる為、しっかりと2本のフックを口に掛けることが出来るようになる。
![IMGP0303](https://fishing.sunline.co.jp/blogimg/9f71f2d4-s.jpg)
水噛みが強すぎる場合はラインの号数を細くして対応する。
今回の取材でも10lb(0.6号)、12lb(0.8号)、16lb(1号)のPEを替えスプールに巻き準備。
状況に応じて素早く対応していた。
釣果はもちろん、非常に内容の濃い撮影となった今回。
公開は12月中旬を予定。
ショートバイトに悩めるアングラーは必見です!!
※今回の撮影でお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。
【Fujisawa’s Tackle Data】
ROD:AIMS Black Arrow 89MM Rapid Side Ultimate
REEL:SHIMANO 14STELLA 3000HGM,Vanquish 3000HGM
LINE:Saltimate CASTAWAY PE 12lb、16lb
LEADER:SUNLINE V Hard #5
LURE:JA-do NI-SAN,GARRU 132F,YoreYore80