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ヒラスズキゲームにナイロンラインという選択。
2016.8.18
ヒラスズキと言えば磯を代表するターゲットの一つで、強烈な引きはもちろん、季節に応じてのタクティクス~スリリングなランディングに魅了されているアングラーも多いかと思います。
そんなヒラスズキアングラーの8~9割はPEラインをメインに使用していると思います。
なぜならPEラインはソルトルアーフィッシングにマッチングしている部分も多く、あらゆるパフォーマンス(投げる、掛ける、寄せるなど)で高い平均点を出してくれる優等生だからです。
もちろん、『平均点が高いということ=安定した釣りが出来る』という結論に辿り着くかもしれません。
しかし、ヒラスズキを狙うにあたって必要とされるのが“時化”という条件。(もちろん、ベタ凪でも釣るパターンはありますがメインはやはり時化のタイミング)
この条件下での釣行はスマートな釣りを展開させてくれない。
その一つに風の存在があります。
風は波やウネリを生み出し、それがサラシとなってアングラーの闘争心に火を付けます。
ですが、その一方でアゲインストの状況でPEラインを使う場合、キャスト方法に気を付けてもPEラインは風に流され(比重が軽い為)糸フケが出てしまいます。
悪条件の中でピンポイントにルアーが入った場合でも糸フケを取ってリトリーブを開始する。
その間にもラインは風によって流される。ということは同時にルアーも引っ張られているということ。
そして、知らない間にルアーはストラクチャーから離れピンスポットからの泳ぎだしを逃してしまう…
小さなことかもしれませんが、それをナイロンラインで攻めることでロスを少なく出来るということ。
ルアーをしっかりトレース出来ればHIT率はおのずと高くなります。
ということは次にフッキング~ファイトとなる訳ですが…
PEとナイロン両方使っているアングラーならすぐにわかると思いますが、フックをカエシまでヒラスズキの硬く、分厚い口に叩き込むには低伸度のPEラインが当然向いています。
しかし、その後のファイトとなるとバラシが少ないのは断然ナイロンライン。
ピックアップ寸前に足元でバイトしてくるような喰い方にも対応出来るのはナイロンライン。
耐摩耗性もPEラインよりは遥か優れています。
去年からTESTがスタートし、今年で2年目。
悪天候でのTESTをメインとして開発をしなければExtremeな状況で魚を獲る事が出来ないと思いますので、ある程度TEST期間は限られてしまいますが、確実にTESTは進んでいます。
伸度に関しては強力などのバランスなども考慮しつつ、可能な限り伸びを少なくする設計で改善しています。
カラーも非常に重要なファクター。
サラシはもちろん、岩や磯などにも同化しないカラーが求められる為、カラーのTESTも同時進行となっています。プロトTYPE①はイエローとクリア。
そして、プロトTYPE②はレッドとオレンジを採用。
プロトTYPE①②とTESTを繰り返してもらっている穐山ジェレミー豪テスター。
自身「イエローが見やすい」とずっと思っていたようですが、TYPE②のレッドとオレンジもとても見やすかったとのこと。
また、ベイトタックル×ナイロンラインのセッティングは非常にマッチするようで、飛距離なども申し分なく飛んでいくとのこと。
これから、季節が進み秋そして冬となればヒラスズキを狙うに絶好の季節になります。
また途中経過をアップしていきますので、是非チェックして下さい!!
ヒラスズキアングラーのPE派もナイロン派もご期待下さい。
【Tackle Data】
Rod:Ripple Fisher Avarice 110H
Reel:SHIMANO STELLA 4000XG
Line:SUNLINE ヒラスズキ用ナイロン(Prototype) 16lb(TYPE ①)
Leader:
Lure:DUO MOAB
Rod:Ripple Fisher Monster Impact 110HH Bait HIRA model
※ナイスサイズのヒラスズキをキャッチした際の釣行の様子は穐山ジェレミー豪テスターの
BLOGからチェックすることが出来ます。
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