神奈川県にあるリヴァスポット早戸へ行ってきました。
今回の釣行では、こんなお題を設定。『水流に対するラインのアジャスト』

河川なら「水流」という要素が大きく絡んでくる訳ですが、立ち位置・アプローチ方向が限定されやすいエリアフィッシングで、ラインの存在をどう活かしてアジャストしていけるか？

そんなことを意識して釣りをしてみました。

★『マイクロスプーン&マイクロクランク（クロスストリームにて使用）』
→ エステルライン（鯵の糸エステルNightBlue0.35号 ）

上流に向けた魚の目線よりも少し先にルアー軌道の頂点が行くように、ドリフトさせながら引いて来る。これが一番どハマりな釣り方でした。

ハードルアーにまるで上流から落ち葉や餌が流れてきたような（＝浮遊物）演出をさせながら魅せていく訳ですが、そんな「漂う」演出をするために軽めのマイクロスプーンやマイクロクランクを多用しました。

飛距離の出しにくいマイクロスプーンやマイクロクランクを対岸の美味しいスポットまでプレゼンテーションさせやすくする。安定した「飛距離」を出すためにエステルラインは非常に強い味方となりました。

また、糸の弛み・伸びを抑えることのできるエステルにしたことで、魚の反転する力を十分に活かしてラクにフッキングできるようになりました。

号数は、軽量ルアーの操作性をあまり損なわず...でも多少強引な使い方ができるようにとバランスを取って“0.35号”にしてみました。わざとラインが流れに押されやすくなるように、普段よりワンランク太めのものを…というのもあります。

★『マイクロスプーン&マイクロクランク（アップクロスにて使用）』『ニョロ系』
→ナイロンライン（トラウティストエリアNY2.5lb）

下流側から上流方向にキャストする時は、ルアーが手前に流されていくため魚が反転喰いできず、そのまま手前に来ながら口を開けて離してしまう、というフッキング状況が多かったです。なので、フックが離される前に手元にアタリとして感じとれるよう、ナイロンラインのセッティングを試してみました。すると、かなりキャッチ率が上がり、アップクロスの釣り座での難しめな状況も楽しく攻略することができました。

また、ニョロ系クランクにも多用したのは、反応はあれど身切れが多い中で、より魚の口に針残りさせたかったからです。タックルバランスにもよりますが、自身のタックルでは、ナイロンのクッション性を活かすことにより一気にキャッチ率が向上しました。

★『ボトム用プラグ・ミノーイング・ボトムノッククランキング』
→PEライン（スモールゲームPE-HG0.3号）＋フロロリーダー（トルネードVハード0.8号）

エステルセッティングだとリーダーの長さが20センチ程度と短く、アプローチ時やファイト時にラインが川底へ擦れたり、石の隙間に挟まることを気にせずにもっとガンガンせめて行きたかったからです。

また、この釣り方は大型の魚を狙いやすいかったこともあり、やや太めのフロロ 0.8号リーダーをセットしたPEセッティングにしました。

今回、連発した釣り方の共通点は

『ルアーを自然に漂わせる』

曖昧な表現ですが、これが釣果の大きな分かれ道になったように思います。

そんな中でラインそのものの影響は意外と大きいもので、ラインの使い分けの重要性を再認識することができました。

河川型の釣り場も様々な楽しみ方ができますので、ぜひ遊びに行ってみてください！