相変わらず低水温をキープしている三宅島、一旦上昇しかけた水温も短期間で再度低下し、更に活性が低くなっています。
加えて季節風が強まり潮裏の地磯釣行を余儀なくされるこの時期は釣果を得ることすら厳しくなります。
さて、この日は横浜で3月下旬に開催される国際フィッシングショー2014に出展する三宅島観光協会の磯釣り紹介映像の撮影のための釣行でした。
釣りを開始するも数時間餌が残りっぱなしの状況が続き完全に撃沈ムードでしたが、最干潮時間を迎えるとポツポツと餌が取られるようになりやや沖目で尾長メジナ1尾を釣り、続けてタカノハダイが連続ヒット。
上げ潮に入ると突如ウネリが大きくなり際には仕掛が入れられないことから沖目狙いに徹することに。
大サラシに仕掛けを乗せて沖に届くと潮も流れており70ｍ近く流れて行きます。
「いい感じだな」と思った矢先、ラインが一気に引き出されやり取りに入りました。
明らかに尾長メジナとは異なる重量感のある引き、「フエフキか？」「でも水温14度で食ってこないか？」など周りも不思議半分、期待半分の様子。
竿の曲がりを少しでも撮りたいとの意向で竿は1.5号を使用していたので無理はせずに時間をかけてゆっくりと魚を浮かせました。
毎年この時期の三宅島では大型のマダイが仕留められており、今後しばらくは更なる大物が期待できそうです。