- シーバス
南紀河川で狙うヒラスズキについて 平中竜児
2019.8.23
はじめまして、和歌山県串本町在住のソルトテスター・平中竜児です。 今回は私が溺愛している和歌山県南紀の河川でのヒラスズキ釣りについて書かせて頂きたいと思います。今シーズンは正直言ってめちゃくちゃ難しいです。
大体梅雨頃からポロポロ釣れ出して、夏場に盛期を迎え秋口までが良く釣れるというのが例年のパターンとなっていますが、今年は黒潮が離れていて水温が低かったおかげか釣れ始めるのも遅く、釣れてもサイズが全般的に小さくて数も出ず例年通りの釣り方やルアーが通用せず非常に苦戦しています。 昨年はまずまずだった為か余計に厳しく感じます。
(↑これは昨年の良かった日の釣果で上から93、92、90cm)
魚が居ない訳ではなく数が少ないのか毎年夏場に毎晩のように見せつけられているルアーに飽きてしまったのか、流れや地形の変化で付き場が変わってしまったのか… 考え出すと気になって寝付けず釣れなくてもいいんです!と自分に言い聞かせ、体が言う事を聞く範囲内で毎日釣り場へ問いかけに行ってます。
そんな中、先日の台風10号が過ぎた後ですが最近にしては結構魚が上機嫌の日がありました。 その日はポイントに到着してすぐの2投目でいきなりのヒット。 こんな事はここ最近の釣行では本当に稀で、流れの一際早くなっている所にキャストしたリード バックウォッシュビヨンドのプロトタイプでのヒットでした。
サイズは70そこそこ。
その後同じルアーでもう少し小さい65くらいのを1匹追加しそこから一旦反応が途絶える。 この釣りはここからが本番。
興味本位のリアクションバイトをさせた所でキャッチに繋がる可能性が低くなるような食わせに特化したルアーではなく、闘争心を剥き出しにして襲いかかりガッツリ食わせられるルアーを選ばないといけないからです。
いろいろ投げてる間に、何年か前に1度ハマったパターンの時に使用していたルアーでバックウォッシュビヨンドではなく昔のバックウォッシュで待望の3匹目。
サイズは60ちょいとどんどん下がる一方。 この日は最初に釣ったルアーでもう1匹追加し終了としました。
ただの釣果報告で終ってしまうのも読者の方に失礼なんで、私的なラインの使い分について少し書かせて頂きたいと思います。 この釣りで通常メインで使用しているのはキャリアハイ6の1.2号にカットインの35lbですが、当日の魚のご機嫌具合によって1.2号と1.5号を使い分けています。
使用しているロッドはシーバス用の7.7fでリールは大体2500番手クラス。 条件がいい日なら別ですが、毎日釣りに行くといい状況の日の方が少なくその日その日で魚の活性は変わります。
ポイントに着いて何投かしてみたり反応があればその日の機嫌が何となく分かりますので、水面近い場所でも食ってきてくれそうならキャリアハイ1.5号にステートクラッチ(ナイロン)35lb.。 水面近くではなかなか反応してくれず結構レンジを入れた時に反応する事が多い場合には1.2号にカットイン35lb。
それは何故かと言いますと、水面近くでも反応する場合にはメインラインを少し太めにし、比重の軽いナイロンラインのリーダーを使用する事でなるべくルアーを水面近くでトレース出来るようにする為で、レンジを入れないと反応しない場合には少しでも細めのメインラインで比重の重いリーダーを使う事で少しでも引ける層を下げれるようにしています。
あと、PEが1.5号の時は魚との駆け引きをダイレクトに味わえるドラグ機能の付いて無いスプールを使用して楽しんでおります。(大体フックを伸ばしてバラす事が多いですが) 最後に基本単独での釣行がほとんどなのと自撮りが嫌いなんでブツ持ち画像が少ないですが、そこはご了承頂ければと思います。