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【磯釣り】沖ノ島・鵜来島の尾長グレの狙い方/敷地翔太朗
2022.12.9
皆さんこんにちは。
サンライン磯テスターの敷地です。
今回は沖ノ島・鵜来島の尾長グレの狙い方について解説します。
【沖ノ島・鵜来島海域の狙い方】
私の釣り方として、沖ノ島・鵜来島海域では、魚が見えてからが勝負。というところがあるので、まずは撒き餌をうちます。
仕掛けを作る前に何よりも先に撒き餌を打ち、当日の海の状況を見ます。その時もただ餌を撒くのではなく、始めはボイル主体で撒いていきます。そして、魚が深いところにでも見えだしたらアミエビを徐々に混ぜていきます。
アミエビは沈下速度も遅く魚が浮きやすいので、徐々に割合を増やしていきます。 次に見えだした魚のサイズを確認して仕掛けの準備をしていくのですが、竿、道糸、ウキ、ハリス、針全ての号数をこのタイミングで決めます。
私の感覚的に尾長グレは水深1.5m~2mに浮いてきた時が一番喰わせやすいと思っています。
撒き餌をしている時に、その日のグレの動き、撒き餌の沈み方、潮の流れ、風向きなど、その日の状況を頭の中に叩き込みます。そこで集めた情報で釣り方を考えていきます。
例えば、撒き餌に 20~30 匹の尾長グレが浮いてきたとします。その全てが同じ動きをしていることはありえないのでそれぞれの魚の動きを観察していきます。
そして、ほとんどの魚が同じような動きで撒き餌をついばんでいる姿が見えたとします。その中でも少し違って見える動きをしている魚が数匹いたとします。僕が狙う魚はその違う動きをしている数匹です。
狙う魚が分かれば狙っている魚の動きに合わせるように仕掛けを入れていきます。飲み込まれると歯が鋭い尾長グレには太刀打ちできないので、鈎先から竿先までが最短距離で合わせが効くように一直線になるようにします。
そして魚がかかった時は、道糸、ハリスを信頼して竿尻を腰付近に当て、ひたすら耐えます。この耐えている時間で尾長グレの体力をかなり消耗させることができます。そこからは慌てることなく、竿の反発力で魚を浮かせて釣り上げるという流れになります。
【オススメの道糸・ハリスと号数】
私が主に使用している道糸は【松田スペシャル ブラックストリームマーク X】ハリスは【トルネード松田スペシャル ブラックストリーム】【トルネード Vハード】を、メインで使用しています。
ハリスは号数によって二種類を使い分けています。2.75号 より上の号数を使用したい時はしなやかな方が喰わせやすいので【トルネード松田スペシャル ブラックストリーム】を使い、低い号数を使う際は、傷がつきにくく、直結強度も高い【トルネード Vハード】を使用しています。
https://fishing.sunline.co.jp/line/5415/
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【尾長グレの動きに合わせた号数選び】
シーズン序盤は、まだスレてない魚が多いので比較的釣りやすいように思います。そんな魚を狙うときは、ハリス3号をメインに使用します。号数が大きいほど安心感があり、浅い鵜来島の水島などでも強気で勝負できるので、11 月終わりごろの水温が下がるまでの間は 3 号ハリスを使用し続けます。そして、12 月頃から釣られたりバラしたりする中で魚もどんどん賢くなるので、ハリスや鈎の号数の組み合わせを考えて釣りをするようになります。
特に、2~3 月は一番水温が下がり尾長グレが最も釣りにくい時期になります。この時期は極限の釣りとなり、掛けることが優先になります。ハリスも 2.5 号をメインにし、本当に喰わせられない時は 2.25 号までハリスを細くします。この海域の尾長グレを狙うのであれば、細くしても 2.25 号までだと思っているので、ここが自分の中の限界だと思っています。
【釣り場で大切にしていること】
私がこの海域で釣りをする際に大切にしていることは、とにかく海を見ることです。二十歳の時から通うようになり、当時は尾長グレが見えていても喰わせられないことの連続でした。
そこで、海の状況をみて撒き餌を打つことや、その日の状況に合わせた仕掛け、釣り方をすることがいかに大切か知ることができました。ここで書いたことが全てではないと私自身思っています。なので、皆さんも時には常識からもはずれた釣りなどにも挑戦してみながら尾長グレを狙ってみて下さい!