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【絶対的に信頼のおける道糸とハリス。俺はこれしか使わない】富田 聡

2025.12.5

私のホームグラウンドは、長崎県平戸市の宮ノ浦と五島列島です。
クロのサイズは尾長、口太共に、宮ノ浦で40㎝オーバー、五島では50㎝オーバーを目標に釣行しています。特に、宮ノ浦は釣道場の異名を持ち、音と波を立てて流れる激流、緩い潮、矢引の浅棚で食ったり、竿2本以上の深棚でしか食わなかったりと様々な顔を持ちます。

 

 

そのようなフィールドでの、私の万能鉄板ラインの組み合わせは磯スペシャル グレミチ と、トルネード松田スペシャル ブラックストリーム です。
道糸は宮ノ浦、五島共に終始1.5号、ハリスは宮ノ浦では1.5号から、五島では1.75号からスタートします。ヒラス等の回遊が多い場合にはワンランク上げることもあります。ちなみに、尾長場は全く異なり、道糸、ハリス共に2.5号からのスタートです。

 

磯スペシャル グレミチ

トルネード松田スペシャル ブラックストリーム

 

様々なシーンがあるので、前置きが少々長くなりましたが、グレミチとブラックストリームの私なりの選ぶ理由を紹介させていただきます。
数ある道糸のなかでグレミチを選ぶ最大の理由は視認性
ビジブルキングのホワイト、Osyareの多彩なカラーも、もちろん良く見えて、お気に入りです。グレミチはコバルトブルー&ピンクのカラーピッチが15㎝毎に、3メートル毎にオレンジのスネークピッチが採用されています。

 

 

色彩の強弱は人によって違うと言われていて、私の場合ピンクは良く見えますが、正直なところコバルトブルーは状況によって見えづらいです。でも、それが良いところで、あえて見えない部分が短いピッチで入っていることから、良く見えるピンクが浮き出たように非常に良く見えます。
また、カラーピッチによって速度も捉えることが出来るのも特徴です。流れの中を流す時に、単色では、感とスプールに添えた自分の指先の感覚だけが頼りでした。それが、直線の動きまで判別できるようになり、流れの変化やアタリをより捉えることが出来ます。

 

 

ウキが目視できない、ウキにアタリが出ずに道糸だけアタリが出る不思議な状況の際に道糸でアタリを確認します。海面と道糸の接点を見ていると、道糸が浮き上がる微かなアタリも逃さずに、初動に備えることが出来ます。特に寒の時期の食い渋りの際には、価値ある一尾の一助となってくれます。

 

操作性について。ちょうど良い硬さとサスペンドで、ラインメンディングが容易です。潮馴染みが良くて潜り潮にはちゃんと潜ってくれるけど、当て潮にはラインメンディングさえできていれば潜らせずに、道糸が弛むことはありません。
強度についてはサンライン製なので言わずもがなですね。

 

ブラックストリームについて。

 

クロの食いが悪くなった時や、逆に食いが立った時にわざとハリスを違う種類にして、ハリスの特徴の違いを勉強しています。
結果、ブラックストリームがあらゆる状況で最も食いが良いような気がします。SV-1のピンクもクロに見えなくて良く釣れるのは実証済みですが、全天候、様々な潮色で見えないのはブラッキーカラーのようです。

 

強度についても申し分無く、瀬ズレをやらかしてザラザラになっても耐えてくれて、何度も納得サイズを取り込むことが出来ています。

 

 

柔らかさのなかに芯があり、潮馴染みと食い込みも抜群です。
グレミチとブラックストリームは相性も良く、双方のプラズマライズ加工により直結の強度と、結びの失敗の低減も申し分ありません。

最後に、同じアイテムばかり使っていると、他のアイテムの良さの発見はありませんが、クセが解ってきます。ラインから、釣れない流れ方をしているよ、今潮を掴んだよ、アタリだよ、切れないよって様々なメッセージを多く受け取ることができます。グレミチとブラックストリーム。ベストパートナーにオススメです。