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【磯釣り】夏の釣りの楽しみ方/藤井信行
2023.7.21
皆さんこんにちは、サンライン磯テスターの藤井信行です。今回は、「夏のエサ釣りの楽しみ方」として、私がここ近年、梅雨から夏時期に楽しんでいる「夏が旬の尾長グレ釣り」と「瀬戸内海の口太グレ釣り」について解説させていただきます。
「夏が旬の尾長グレ釣り」
私がこの時期、尾長グレを狙いに通う大分県南の深島、米水津、北浦や長崎県の壱岐、平戸島の宮の浦で狙える尾長グレのサイズは、40~50cmまでが多いため、タックルは1.25号~1.5号程度の磯竿に、道糸は2号でハリスは2号~2.5号を使用しています。
夏のこの時期は水温が上がり魚は高活性となり、マキエサを撒くと尾長グレも海面近くまで浮き上がってエサを拾います。もちろんエサ取りの活性も高くなるので、エサ取り対策が必要となってきます。
まずマキエサを足元に撒いてエサ取りを集めて、サシエサが残ってくる場所を見つけます。小型のグレが多いようなら中間距離にも小型グレ用のマキエサを撒いて本命の良型尾長は遠投して狙います。
潮の流れや潮目がかなり沖にある時には2号の道糸では仕掛けが遠投しにくいため、1.5号の道糸に交換すると遠投しやすくなります。その際には、1.5号の道糸に1.5号の中ハリスを2ヒロ直結して、先ハリスを1.75号~2号を使用します。
マキエサとサシエサを沖にバッチリ同調させる事が出来れば尾長グレの好釣果につながる確率が高くなります。また本流の流れがある釣り場に上がることが出来れば100m以上沖でも尾長がヒットしてきます。
しかし、足元の瀬際や近くのシモリなどから出てくる尾長グレにも常にマキエサを撒いておくことが大切です。夏の尾長グレを釣るコツは、潮の流れの状況とエサ取りの様子を見ながら、瀬際から沖まで幅広く探り、遠投する際にはマキエと仕掛けの投入精度の高さが釣果に大きく左右します。
また遠投釣りの時には、ウキが見づらくなるので尾長のアタリを素早く見極めるために、視認性の高い道糸を使用しています。
風のない時には【磯スペシャル ファインフロート】を使用して、風の強い時にはサスペンド系の【磯スペシャル Gパール】を使用しています。
https://fishing.sunline.co.jp/line/24491/
https://fishing.sunline.co.jp/line/23558/
ハリスは【トルネード松田スペシャル ブラックストリーム】を使用しています。この糸はとてもしなやかなので、ツケエサを自然に馴染ませることができ、スレた尾長にも違和感なく喰わせることが出来ます。
またプラズマ加工してあり、表面にゴムのようなクッション性を持っているので瀬ズレや尾長グレに飲まれても傷がつきにくいし、もし傷が入ってザラザラになっても切れずに魚を釣り上げることが出来ます。尾長グレ釣りには欠かせないハリスです。
https://fishing.sunline.co.jp/line/5383/
エサはエサ取りに強いオキアミボイルを使用します。遠投する際には集魚剤と全解凍した小粒のボイルを混ぜています。本流釣りの時などにも形が残って流れるボイルは尾長グレにも効果絶大です。
梅雨時期からの尾長グレは身に脂が乗って食しても凄く美味しくなります。身も肉厚となるので力強さも増して引きが凄く強くなるため釣り上げるまでの駆け引きが尾長グレ釣りの最高の醍醐味と言えるでしょう。
「瀬戸内の口太グレは、今が最盛期」
私の地元の釣り場である周防大島一帯では、寒グレよりも夏のこの時期の方が数と型共に期待出来ます。ここ近年では45~50cm級の口太グレが釣れるようになり、またグレを狙っている時に80cm級の大型マダイも頻繁に当たってきます。
磯竿1号、道糸、ハリス共に1.5号の細仕掛けでのライトタックルの釣りなので、力強いマダイの引きに、スピード感あるグレの引きを味わえるのも楽しみのひとつです。
最後に、夏の日中の磯釣りは熱中症対策が不可欠です。パラソルを設置して日傘で休憩を取り、こまめに水分補給をしながら楽しい釣りをしてみてはいかがでしょうか。